トヨタテクノクラフト株式会社は、「TRDラリーチャレンジ」でのヴィッツ(SCP10)によるワンメイククラスを、2016年限りで終了することを発表した。
SCP10は初代ヴィッツの1000ccエンジン搭載モデル。TRDラリーチャレンジは、2001年にSCP10による初めてのワンメイクラリーシリーズ「TRDヴィッツチャレンジ」としてスタートし、ヴィッツの後継モデルやトヨタ86などを追加しながら発展してきたが、SCP10のワンメイククラスは存続してきた。
しかし、SCP10自体が生産終了より10年以上が経過していることや、ベース車両および部品の安定供給等を考慮した結果、クラスの終了を決定した模様だ。WRC形式で最も気軽に参戦できるワンメイクラリーのなかでも、最も安価にスタートできるマシンとして愛されてきたSCP10だが、TRDは2016年をSCP10の「Final Season」として盛り上げていくとしている。
なお、2017年以降もSCP10で参戦可能なフィールドを設定し、ユーザーが引き続きラリーを楽しめるようになるという。