ヒュンダイ、WRCコルシカ戦は再び4台体制で – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ヒュンダイ、WRCコルシカ戦は再び4台体制で

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ヒュンダイ・モータースポーツは、今週末のツール・ド・コルスに再び4台体制で臨む。WRCフランス戦がコルシカ島で開催されるのは2008年以来。このチームにとって、初めてのイベントとなる。

ヒュンダイ・モータースポーツが4台体制でWRC戦に挑むのは、これが3戦目、ターマック戦では2戦目となる。4台のi20 WRCを駆るのは、レギュラードライバーのティエリー・ヌービル、ダニ・ソルド、ヒュンダイ・モータースポーツNのヘイデン・パッドン、そしてケビン・アッブリング。

「フランス戦がコルシカに移ったことで、これまでのフォーマットとは全く異なり、チャレンジングなイベントとなるだろう」とチーム代表のミシェル・ナンダンはコメント。
「天気が重要な要素となるので、正確に予測してマシンのセッティングやタイヤ選択を行うことは大変な作業になるだろう。テストドライバーのケビンが今回参戦するが、彼はERC戦として開催された昨年のツール・ド・コルスで3位に入っている。ティエリー、ダニもこのイベントでの優勝経験があり、イベントの性格をよく分かっている。マニュファクチャラーズ選手権2位の座を取り戻すために、プッシュしていく」

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ツール・ド・コルスとは相性のいいヌービルは「とてもいいイベントだし、2011年に自分が初めて国際ラリーで優勝した思い出のあるラリーだ」とコメント。
「ほとんどが山岳路だから、難しいイベントになると思う。天気も変わりやすいし、毎日ロングステージがあるので、最初からいいリズムをつかまなくてはならない。できる限り大量のポイント獲得を目指す。シーズンの最後までプッシュを止めない」

ソルドも以前のWRC時代からコルシカ戦を経験しており、IRC戦として開催された2012年に優勝を経験しているほか、ERC戦の2013年、2014年に続けて2位と好リザルトが続いている。
「いいリザルトをたくさん収めてきたイベントだし、ここではたくさんのスキルを学んだ」とソルド。
「今年はルートが全く新しくなっているから、慎重にレッキを行って自信の持てる正確なペースノートを作ることが重要だ。ツイスティでナローなステージだから、速度域はそれほど高くはないが、急な傾斜があり危険も多い。またあの島で参戦できると思うとワクワクするよ」

前戦オーストラリアでは今季4度目のトップ5フィニッシュを決めたパッドンは、今回がコルシカ初参戦。「長い歴史を持つイベントだけど、小さい頃からテレビで見てきた」とパッドン。
「名門ラリーだから、あの1万コーナーのステージを経験できるのは最高だよ。大きなチャレンジになると思うが、様々な状況でトレーニングをたくさん積んできたので、ティエリーやダニの走りに追いついていきたい。オーストラリアを終えてフィーリングはとてもいいので、全力を尽くすよ」

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スウェーデン、ポーランド、ドイツに続いて今季4度目のWRC参戦を迎えるアッブリングは「ドイツでは舗装のステージをたくさん走ることができたので、コルシカに向けてもいいトレーニングになったと思う」とコメント。
「コルシカはもっとテクニカルだし、コーナーが多い。長いステージもあるので、タイヤのマネジメントが重要になってくると思う。今季のプログラムはコルシカの後、1戦なので、これまで学んできたことを全て投入していきたい」



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