世界ラリークロス選手権第11戦トルコはファイナルが10月4日、イスタンブールサーキットで開催され、チーム・プジョー・ハンセンのティミー・ハンセン(プジョー208WRX)がポールポジションからスタート。同じく1列目のアンドレアス・バックラッド(フォード・フィエスタST)と激戦の末に、今季3勝目をマークした。チーム・プジョー・ハンセンは、これで7戦連続でポディウムフィニッシュと絶好調。今戦でも同じくファイナルに進出したデイビー・ジャネイが5位でのフィニッシュを決め、チームズ選手権でのリードを79ポイントに広げた。
ドライバーズ選手権では、選手権リーダーのペター・ソルベルグ(シトロエンDS 3)がセミファイナルでドライブシャフトが破損し、ファイナル進出を逃したため、ポイントを稼ぐことができなかった。この結果、2位につけているハンセンは、ソルベルグとの差を19ポイントに詰めている。
「セミファイナルは、本当に信じられないようなレースで、これまでで一番盛り上がった。優勝を目指してこれほど必死で戦ったことはなかったよ」とハンセン。「セミファイナルはスタートがあまりうまく行かず、レース自体も大接戦だった。トップでフィニッシュして、本当にうれしかったよ。そしてファイナルは…Wow! 最高のスタートができて、最後の最後までプッシュして、ジョーカーを走り終わってバックラッドの前に出ることができた。今日のレースを勝つことができたなんて、まだ信じられないよ。ラリークロスは世界で最高にエキサイティングなスポーツだ!」
世界ラリークロス選手権トルコ ファイナル結果
1 T.ハンセン(プジョー) 06:02.470
2 A.バックラッド(フォード) 06:02.747
3 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン) 06:04.940
4 M.エクストローム(アウディ) 06:12.032
5 D.ジャネイ(プジョー) 06:12.457