2016年のダカールにプジョー2008 DKRで参戦を表明したセバスチャン・ローブが、2008 DKR15+で自身初のクロスカントリーラリー参戦となるモロッコラリーに出場。10月9日にフィニッシュを迎え、この日はトップから12分11秒遅れの13位タイムをマークし、総合44位での完走を果たした。チーム・プジョー・トタル勢は、前日に最新スペックの2008DKR16カルロス・サインツがリタイアを喫したため、チームで完走を果たしたのはローブ一人となった。
WRC9連覇のパートナー、ダニエル・エレナと共に参戦したローブは、最終日に設定された236kmのステージを3番手スタートで走行。パンクに見舞われた他、スタックから脱出するために砂を掘ってタイムロスを喫するなどクロスカントリーラリーならではのハプニングに果敢に対応し、初クロスカントリーラリーを見事に走り切った。「初めてのクロスカントリーラリーは、かなりポジティブな内容だった」とローブ。
「自分たち自身も楽しめたし、パフォーマンス面に関してはスムースなセクションではコンペティティブだったと思う。砂漠やブッシュでは、上位陣についていくのが大変だった。ルートが見つけにくい場所では苦労もしたが、自分たちの強さと弱点を見極める事ができた。今後、改善していく点がよく分かったよ」