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Mスポーツ、スペインでマニュファク2位争い参入を狙う

©M-Sport

今週末開催のWRCスペインで、Mスポーツは熾烈なマニュファクチャラーズ選手権2位争いを三つ巴のバトルに持ち込みたい構えだ。

現在マニュファクチャラーズ選手権は、フォルクスワーゲンのタイトルが確定した後、2位を巡ってシトロエンとヒュンダイが接戦。その差はわずか1ポイントとなっている。しかし、前戦コルシカでエルフィン・エバンスが2位に入ったMスポーツも3位ヒュンダイとの差を13ポイントにまで詰めてきており、この2位争いを三つ巴に持ち込むべく、スペインでの奮闘を目指す。

デイ1はグラベル、デイ2・3はターマックとなる選手権唯一のミックス路面ラリーに向けて、エバンスは、グラベル用セットアップの向上に取り組んできたという。コルシカ後は、母国戦のラリーGBが開催したメディアデイに出席するなど忙しい日々を過ごしてきたエバンスは、「ドライバーズ選手権、マニュファクチャラーズ選手権の、残る順位の争いは接戦となっているが、シリーズ唯一のミックスラリーを楽しみにしている」とコメント。

「戦略的に攻めなくてはならないラリーなので、グラベルは堅実にまとめ、舗装となる土曜日と日曜日の争いにつなげたい。スペインのターマックは、サーキットのような性格。スペイン戦は3回経験があるので、トップ5は狙っていきたい。すべてが完璧に回れば、ポディウムも狙える」

一方、コルシカではリズムをつかみ切れなかったオィット・タナックだが、得意のグラベル設定となるスペインの初日では、衝撃的なパフォーマンスで自信を高め、翌日からの舗装ステージに勢いづけたい考えだ。

「スペインを実戦で走るのは2012年以来だが、昨年はレッキだけ参加しているし、いつ来ても楽しめるイベント」とタナック。

「グラベルは、大好きなスムースで高速のステージだし、舗装もシリーズの中で指折りだとみんなも思っているはずだ。デイ2にグラベルから舗装に変わる時は、最初は少し不思議な感じになると思う。一つのイベントで路面が変わる状況は、自分たちもあまり慣れてはいない。でも、いつも早くリズムをつかんで、舗装の2本目までにはペースをあげていけるようにしている。フォード・フィエスタRS WRCでグラベルを走るのは本当に気持ちがいいから、序盤からプッシュしていく」



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