ロバート・クビカは来季の活動について、ラリー以外の選択肢も視野に入れているようだ。
2011年にアクシデントでF1のキャリアが断たれたクビカは、ラリー活動3年目。2013年にはシトロエンでWRC2勝利も果たし、2014−2015年はMスポーツ製のフォード・フィエスタRSでWRカーにステップアップしている。
先週末のWRCスペイン開幕前、クビカはラリー活動が新鮮なチャレンジだったが、今後どうなるかは分からないと言明した。
「3年前、アクシデントから回復した後、新しいチャレンジを求めていた。ラリーはとても大きなチャレンジだった」とクビカ。
「来年は、何か違う事をする時期。何かしら整頓することになると思うし、もしかしたらラリーもそうかもしれない」
クビカは、WRカーでの2シーズンは苦戦しており、ここまでのベストリザルトは2014年にアルゼンチンでマークした6位止まり。今年は、Mスポーツと別れて自らプライベーターチームを立ち上げたが、流れを変える事はできていない。
「まだ何も決まってはいないが、振り返らなくてはならないことがあるのが現実。もし来年もラリーをするとしたら、数戦に専念したい。予算や設備的には、それしか方法がない。参戦数を減らす事で、しっかり準備できるようになる」とクビカは語った。
「全ては、何をメインに活動していくか次第。サーキットも選択肢からは外れてはいないし、もしそうなれば、ラリーは純粋に楽しむだけに数戦参加する可能性も捨ててはいない」
「今年学んだ経験を失いたくはないが、今の状態を続ける事には何の意味もない。今のところ、僕のプランはモンテカルロに参戦する可能性が90%、その後は様子見だ。急いではいない。もしラリーをするいいオファーがあれば、それを受ける。もしなければ、自分で何かを見つける」