■プレビュー
昨年、本拠地を北部に移動して成功を収めたウェールズラリーGBは再びディーサイドでの開催となり、さらにルートをリファインしてコンパクトな3デイイベントとして開催される。2014年FIA世界ラリー選手権の最終戦は、晩秋/初冬の不安定な季節も相まって大きな試練となる。
WRC、ジュニアWRCのタイトルは既に確定しており、注目を集めるのはWRC2。タイトルチャンスを残しているのは、カタールのナッサー・アルアティヤとフィンランドのヤリ・ケトマーの2人だけだ。いずれもフォード・フィエスタを駆るドライバーは、タイトルを目指して過酷なバトルに挑む。WRCのトップ勢にとっては、選手権屈指の名門イベントでの勝利という名誉をかけて、全開での戦いが待っている。
■2014年ルート
今年新しくなった点は、木曜日夜のセレモニアルスタートが、コリウィン・ベイのエイリアス・パーク・スタジアムで行われることだ。金曜日のルートはほとんどが馴染みのステージで、ウェールズ中部を走行。一方で、土曜日には3本、日曜日に2本、新ステージが設定される。
■ラリーデータ
開催日:11月13-16日
総走行距離: 1363.91km
総ステージ走行距離:305.64km (SS比率22.40%)
総SS数23