今季、TOYOTA GAZOO Racingチャレンジプログラムの育成ドライバーとして、国内外のラリーに参戦した新井大輝選手と勝田貴元選手。海外イベントとしては今季のプログラム最後となるラリーラトビア(10月17−18日開催)では、新井選手がクラス3位とポディウムフィニッシュを果たしました。
海外戦では今季、初めて組む英国人コ・ドライバー、フィル・ホール選手と挑んできた新井選手。ラトビアでは、意外にも人生初めてというシェイクダウンも経験したようで、ライブ感たっぷりのレポートでその模様を綴ってくれました!
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TOYOTA GAZOO Racingチャレンジプログラムによる、GAZOO海外ラリー参戦プログラムが終わりました。応援していただいた皆様、様々な形で協力していただいた皆様に改めて感謝申し上げます。今回は、ラトビア国内選手権の最終戦にスポット参戦してきました。ラトビアの選手権にはヨーロッパ選手権も併設されるラウンドもあるので、選手権としての規模はもちろん維持されて、しっかりとした主催だったので、参加者と観戦者も楽しめるラリーだったと思います。実際にステージを走っていると、至るところに観客がいるので、運転していても凄く楽しくてエキサイティングなラリーでした!
2日間のレッキを終え、レッキ1日目の夜には人生初のシェイクダウンも経験しました。このシェイクダウンは感覚を取り戻すためだったので、タイムは気にせず走りました。先生方からは「練習のつもりでハードコンパウンドのタイヤを使ってみろ」と言われていたので使用してみましたが、短いステージでは全く熱が入らず苦戦しました。
デイ1は、本格的なサーキットコースと街のショートステージを走行します。サーキットは先の見えないクレストが含まれている、テクニカルなコースレイアウトです。連続で何回も走れるシェイクダウンは良かったのですが、本番は思うようにタイヤに熱が入りません。実際に初日のターマックでは全くグリップせずに、トップからは大きく離されてしまいました。まだまだ精神的修行が足りないようです…(笑)そして本格的なグラベルステージが始まる2日目、朝起きると、全日本ラリー選手権(第8戦高山)で勝った親父からムカつくメッセージが届いていました。時差が6時間なので、ちょうど最終ステージが終わった頃だったのでしょうか。
………………。
はい、
去年の俺だったらムキになっていたかもしれません(笑)
仕切り直して、2日目の一本目のステージSS8。前戦のクラッシュの影響もあったのか、ペースノートの読み上げるタイミングが早すぎてなかなかリズムをつかめず苦戦しましたが、それでもステージを追うごとにタイミングを合わせることができました。
最初はビクビクしていたコ・ドライバーのフィルも自信がついてきて、一層安全にステージを攻めて走ることが出来ました。チームからは「プッシュしても良いが絶対に車を壊さないでくれ」とオーダーがあったので、他のステージも安全マージンを一定に保って無理せずにコントロールできたことは、大きな収穫です。総合でのベストタイムこそ出せませんでしたが、チームが2週間でマシンを必死に直してくれたお陰で、期待に応えられるタイムが出せて、順位も総合13番手から5番手まで上げることが出来ました! メカニック達には、本当に頭があがりません………。
SS11がキャンセルされたこともあり、最終SS12を前にしてクラス2番手との差は変わらず1.3秒差。このSS12はターマックステージだったのですが、直前にサービスがあってセッティングを変更することができ、ソフトのタイヤを履くことが許されたので総合3番手タイムを刻むことが出来ました。2番手争いしていたランサーは、最終ステージ後にはリヤバンパーが吹き飛んでおり、フルアタックしたことが伺えました。
自分のタイムは
2:57.32
気になる相手のタイムは
2:58.61(+0.99)
応援ありがとうございました!!