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高山のアジアカップタイトルが確定

©Mitsuru Kotake

FIAアジアーパシフィックラリー選手権のサブタイトル、アジアカップは最終戦インド戦のエントリーが締め切りを迎えたが、この時点でシリーズ登録選手のエントリーがなかった。この結果、第3戦中国終了時点でポイントリーダーに立っていた高山仁のタイトルが確定した。

高山は今季がアジアカップ初挑戦。全日本ラリー選手権時代から左ハンドルのスバルWRX STIで参戦を続けていた高山だったが、カップ初戦のマレーシア、第3戦の中国戦はいずれも初めての参戦だった。タイトルを戦うライバルには、改造範囲の広いS2000仕様のシュコダ・ファビアを駆る元APRC王者のガウラブ・ギルや、2WDマシンでジュニアカップタイトルやアジアカップタイトルなどを獲得し今季から4WDマシンにスイッチ、同じくWRX STIを駆るマイケル・ヤングなど経験者が揃っていた。

しかし、ヤングはマレーシアで、ギルは第2戦北海道と中国でリタイアを喫する中、高山はマレーシア3位、日本2位、中国優勝(いずれもアジアカップ単独リザルト)と安定してトップフィニッシュをマークし、北海道を終了した時点でポイント争いで首位に立っていた。インドを加えた全4戦中ベスト3戦で争われるタイトルの行方はインド戦の動向次第となっていたが、タイトルチャンスを残すヤングがインド戦にエントリーしなかったために、高山の初タイトルが確定した。



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