全日本ラリー選手権第9戦新城ラリーのデイ1は終日ヘビーウェットのコンディションに見舞われ、チャンピオンの奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が首位を維持している。
デイ1の11月1日(土)はアップダウンのあるコース、滑りやすいコース、公園内のギャラリーステージの3カ所を2回ループする設定だ。
JN6クラスでは、優勝候補であり地元の勝田範彦/足立さやか(スバルWRX STI)がタイヤが合わずにSS1でタイムを落とし、続くSS2では突然タイヤが外れるハプニングに見舞われ早くもデイ離脱。ラリーをリードしたのはチャンピオンの奴田原だった。2番手はツイスティなSS2でタイムを落とした新井敏弘/竹下紀子(スバルWRX STI)。一時は息子の大輝が新井を上まわる2番手まで浮上したが、SS5でリヤサスペンションを壊しデイ離脱。代わって3番手に福永修/北川紗衣(スバルWRX STI)が入っている。
JN5クラスは荒れたコンディションに定評がある上原利宏/佐瀬拓野(ホンダ・シビックタイプR)がSS5までリードするが、SS6でドライブシャフトを折損。川名賢/高橋巧(スバル86)がトップに浮上しているが、石田雅之/遠山裕美子(トヨタ86)とは0.3秒、その石田と上原の差が0.5秒と、1秒以内に3台がひしめく接戦隣っている。
JN4クラスは後続に2分以上の差をつけた竹内源樹/加勢直毅(スバルBRZ)が独走態勢。JN3クラスは引き出しの多いベテラン、岡田孝一/石川美代子(マツダ・デミオ)が大きくリード。JN1クラスはRX-8の中村晃規/古川智崇が飛び抜けてクラストップを快走している。
デイ2も、滑りやすいSSと2車線道路を使ったハイスピードコース、ギャラリーステージを2回ループする6SSが残されている。予報では朝以降は雨が上がる可能性もあり、大きくタイムアップする可能性も残されている。