ラリーフランス、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント。
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC
セバスチャン・オジエ/総合優勝、ドライバーズタイトル確定
「2度目の世界チャンピオンになれた気分は最高だよ! 天にも昇る心地だ。タイトル防衛は、本当に厳しい戦いだった。特にチームメイトのヤリマティは、この数ヶ月信じられないほど強いパフォーマンスを見せてきたからね。僕もジュリアンも、やっと喜べるし、安心できる。フォルクスワーゲンの最高のチームには、心から感謝している。素晴らしいマシンを与えてくれただけじではなく、独特の団結力にもだ。順調な時でも、不調の時でも、チームはどのドライバーのことも考えてきてくれた。とてもモチベーションが高まることだよ。このチームの一員であることを誇りに思う。今日はもちろん、WRC大パーティだ!」
ヤリマティ・ラトバラ/総合2位
「セバスチャン・オジエとジュリアン・イングラシアを祝福するよ。このスペインで素晴らしいパフォーマンスを見せた。世界チャンピオンにふさわしいよ。僕のコ・ドライバーのミーカは、タイトル争いをできるだけ長く続けられるようにがんばってきた。残念ながら金曜日のグラベルでかなりタイムをロスしてしまい、舗装で追い上げることができなかった。舗装での自分のパフォーマンスには満足しているけど、ルーズグラベルに関しては、もっと精進しないとね。次のテストで取り戻したいが、まずはフォルクスワーゲンチームみんなで、思い切りパーティだ」
[Mスポーツ]
フォード・フィエスタRS WRC
ミッコ・ヒルボネン/総合3位
「すごくハッピーだよ。ポディウムに上がるのはとても久しぶりだし、今週はすべてが完璧に動いた。序盤のグラベルからいいペースをつかみ、舗装でもいい速さが出せた。セットアップもよかったし、ミシュランの新タイヤも気に入った。すべてが僕に自信を与えてくれた。ようやくポディウムに戻ってこれたし、このような形で週末を終えられて最高だ」
エルフィン・エバンス/総合14位
「僕たちには厳しいラリーとなった。金曜日は苦戦し、舗装の2日間はよかったが、これまでのイベントから期待できるような内容ではなかったと思う。金曜日は下らないミスが多過ぎた。もちろん、学んだことは多かったし、来年はもっと強くなって戻ってこれると思う。次は母国戦だから、いいリザルトでシーズンを締めくくれるよう、がんばっていく」
[シトロエン・トタル・アブダビWRT ]
シトロエンDS3 WRC
マッズ・オストベルグ/総合4位
「いい週末になった。4位はチームにも僕にとっても大切なリザルトだ。グラベルではコンペティティブでいられたし、舗装でもポジションを維持できた。ラリーGBのスタートが本当に楽しみだよ。プッシュして上位を狙えるからね!」
ハリッド・アルカシミ/総合15位
「浮き沈みが激しかった。思うように速く走れてはいなかった。舗装ではスローでテクニカルな道ではペースをつかめたが、速いセクションでは十分な自信が得られなかった。どこでタイムをロスしたのかは分かっているが、リスクを負う準備が整っていなかった」
クリス・ミーク/総合19位
「今回の自分のパフォーマンスにはとても誇りを持っている。高ポイント獲得を狙うことができなかったことだけが残念だ。序盤の2回のパンクを喫した時に1本しか車載しておらず、それが大きな痛手となってしまった。でも再スタートして、セカンドベストも何度かマークしたから、今後に活かせる」
[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20 WRC
ダニ・ソルド/総合5位
「週末を通してハードにプッシュしたし、4位には届かなかったが堅実なパフォーマンスには満足している。今回はマシンバランスに関して得るものが多く、データもたくさん収集できたので、舗装のパフォーマンス改善に活用できる。トラブルを避けるために慎重に攻めていたし、トップ5につけられたのは若いチームとしてはいい結果だ。母国のファンにも感謝したい。ステージであんなにたくさんの人が応援してくれて、すごくうれしかった」
ティエリー・ヌービル/総合6位
「デイ1はハードにプッシュして自分のパフォーマンスレベルを上げ、マシンのポテンシャルも見せられた。舗装になるとナローでツイスティなセクションで少しアンダーに苦戦した。まだ最初のシーズンだし、舗装のセットアップはまだリファインしているところ。いい進捗が見られたし、デイ1のペースをGBでも見せられることを楽しみにしている」
[フォルクスワーゲン・モータースポーツII]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC
アンドレアス・ミケルセン/総合7位
「まず、セバスチャンとジュリアンを祝福したい。自分に関しては7位よりももっと上を目指していたが、結果には満足している。土曜日のパンクで2分以上ロスしてしまった。それがなければポディウムに上がっていたかもしれない。アンラッキーだった。その後は、ティリーと6位争いになったが、最終ステージのスタートが遅れて10秒のペナルティを受けてしまい、彼に勝つことができなかった。でも少なくともパワーステージでポイントを獲得できた。オーラはまだコ・ドライバーズ選手権で3位を争っているからね」
[ヒュンダイ・モータースポーツN]
ヒュンダイi20 WRC
ヘイデン・パッドン/総合9位
「全体としてはポジティブなラリーになった。初めてステージウィンを獲得することができたし、情報や経験もたくさん得られた。タイトセクションではセッティングに苦戦したが、すべての経験は今後の舗装でのパフォーマンスに活かす事ができる。自分としては今季は舗装戦はここだけなので、大きなトラブルなくトップ10でフィニッシュできてよかった。GBでまたグラベルに戻ることを楽しみにしているよ」
[RK Mスポーツ]
フォード・フィエスタRS WRC
ロバート・クビカ/総合17位
「まずタイトルを決めたセバスチャンとジュリアンを祝福したい。自分に関しては、複雑な気持ちだ。ポジティブなことと同じくらい、ネガティブなこともあった。今日はいいリズムを続けられたと思う。最後のステージ(SS17)は、舗装ステージでのベストの走りだったと思うが、それでも上位とは大差がついているから、妙な気持ちだ。グラベルでのペースはかなりよくなったと確信できた。今季の舗装はこれでおしまい。全く違うGBを残すのみだ」