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エバンス、2016年はフィエスタR5でWRC2に参戦、新コ・ドライバーも

©M-SPORT

Mスポーツは、エルフィン・エバンスが2016年、新型フォード・フィエスタR5でWRCに参戦することを発表した。Mスポーツが世界的な成功を収めたフィエスタR5が飛躍的にアップグレードしたことを証明することが、エバンスの使命となる。

6ヶ月以上の開発の末に完成したフィエスタR5は多くのジョーカーを投入しており、エンジンではシリンダーヘッド、ピストン、インレット/エキゾーストカム、エキゾーストマニホールドをアップデートすることでパフォーマンスが向上。さらにクラッチ/フライホイールも新型となっている。Mスポーツの専門エンジニア・デザイナーチームの努力により、32bhp/4500rpm、トルク56Nm/4000rpmを実現。Mスポーツのエンジンとしては、最大幅の改良だという。

残りのジョーカーはシャシー周りのアップグレードに使用される予定で、2016年の3月のリリースを予定しているという。現在、リアのエアロダイナミクスデバイス、フロントバンパー、サスペンションアーム、ライガー製ダンパー、補助ランプのアイテムについて、向上性の調査を行っている。

エバンスは2015年、MスポーツWRTでフォード・フィエスタRS WRCを駆り、ポディウムフィニッシュを2回果たすなど実力を備えており、今季はWRC2で頂点を極めることでチームのアップグレードの効果を示す使命にそのスキルを生かすことになる。

エバンスは開幕戦のラリーモンテカルロ、ラリースウェーデンへの参戦が確定している。コ・ドライバーには新たに、クレイグ・パリーを迎える。パリーはこれまでにWRC参戦37回の経験を持っている。

「このプログラムに参加することで、WRCで培った経験をさらに成長につなげることができる」とエバンス。

「フィエスタR5はコンペティティブなマシンであることは知っているので、アップグレードされたことで、とても期待できる」

「これまで3年間、共に戦ってきたダン(バリット、コ・ドライバー)にも感謝したい。彼の知識と経験は、僕に多くのことを教えてくれた。これから、新しいコ・ドライバーと共に、新たなスタートを迎える。共に志を持ってゴールを目指していきたい」



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