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【更新】ダカールラリー:アル‐アティヤがステージベスト、ローブは転倒で首位陥落!

©X-RAID

ダカールラリーは1月10日にサルタのビバークで休息日を過ごした後、1月11日に競技が再開。この日は、8本目のステージとなるサルタ〜ベレン間に設定された766km、うち競技区間393kmの走行が行われた。競技後半の最初のステージは、それまでの道とは一変。今回初の砂丘に突入した。特殊な走行スキルが求められる他、ナビゲーションも一気に難しくなる難所だ。

ここで、ついに昨年王者のナッサー・アル‐アティヤ(MINI)が、プジョー勢の連勝ペースに待ったをかけた。最初のチェックポイントからステージをリードしたアル‐アティヤは、最終的に2番手タイムをマークしたカルロス・サインツ(プジョー)を一時は1分半も引き離す快走を見せた。

RED BULL

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しかし、帝王サインツも簡単には総合順位で詰め寄ることを許さず、アル‐アティヤに12秒差でこのステージをフィニッシュ。3番手のステファン・ペテランセル(プジョー)も31秒差で続き総合順位では首位に浮上したが、砂丘ではオーバーヒートのトラブルに見舞われており油断は許さない状況だ。プジョー勢では、シリル・デプレも4番手タイムをマークする健闘を見せた。

Dakar

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一方で、前半戦を総合首位で折り返したセバスチャン・ローブ(プジョー)は、砂丘セクションの序盤でスタック。さらに、ステージフィニッシュの手前11km地点では、川岸の側溝にヒットし転倒という悪夢に襲われる。マシンはラジエターの他、リアタイヤ2本を破損。ローブとナビゲーターのダニエル・エレナは、日が照りつける中で必死でマシンを修復したが、走り出すと今度はドライブシャフトが破損と、アクシデントが連鎖した。ローブはステージフィニッシュは果たしたが、タイムロスは1時間を超え総合順位も8位に後退した。

市販車ディーゼル部門で戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデー勢は休息日の間に入念なマシン点検を行い、後半戦をスタート。市販車部門優勝を目指すニコラ・ジボンの343号車は、部門3番手タイムをマークし、総合順位でも部門3位(総合39位)にポジションを上げた。完走を目標としている三浦昂は、部門6位(総合49位)でこの日の難関をクリアしている。

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トラック部門排気量10リットル未満クラスの日野チームスガワラは、519号車の菅原照仁がクラストップ(トラック部門総合15番手)でこの日をフィニッシュ。トラック総合でも、初のトップ10タイムとなった。菅原義正の528号車も総合30番手タイムでこの日をフィニッシュ。トラック部門総合35番手、クラスでは照仁と共にクラス1-2体制を維持している。

ダカールラリー After Stage8
1. S.ペテランセル(プジョー) 26:01’44
2. C.サインツ(プジョー) +2’09
3. N.アル-アティヤ(MINI) +14’43
4. M.ヒルボネン(MINI) +36’42
5. L.ポウルター(トヨタ) +49’32
6. Y.アルラジ(トヨタ) +54’19
7. G.ドゥビリエ(トヨタ) +54’49
8. S.ローブ(プジョー) +1:05’16



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