■RALLY CARS vol.11
フォードRS200好評発売中!
フォード渾身のグループBマシン
1986年、グループB規定の最盛期に登場したフォードRS200は、革新的なドライブトレインと理想的な重量配分を武器に、史上最速のラリーカーとなるはずでした。はず、というのは、車両規定の変更によって彼らが満を持して送り出した渾身の1台は熟成もままならず、表舞台を追われることとなってしまったためです。時代に翻弄され、歴史の狭間に消えたフォードRS200の真実の姿をお届けします。
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【お詫び】
データ作成上のミスにより、本誌111-113ページのイラストに間違いがありました。誠に申し訳ございませんでした。
下記に修正したPDFをご用意致しましたので、こちらをご覧頂ければ幸いでございます。
・P111(PDF)
・P112-113(PDF)
今後ともRALLY CARSをどうぞ宜しくお願いいたします。
前史──ふたつの故郷
RALLY CARS
フォード・モータースポーツ部門、通称『ボアハム』の伝統とRS1700Tの教訓、それらがRS200を生みだしました。今は亡きラリー活動の本丸と、幻に終った初代グループBカー計画“コロンビア計画”。RS200がもつ、ふたつの源流をめぐるストーリーを紐解いていきます。
PLAYBACK the RALLY SCENE 1986-1993
RALLY CARS
最も洗練されたグループBという呼び声も高いRS200は、WRC参戦わずか4戦で舞台を降りることとなりました。しかしそのインパクトは大きく、あれから30年が経とうとする今もなお私たちの心をつかんでやみません。そのRS200が残した短くも深い轍をたどります。
RS200はいかにして誕生し、去ったのか
RALLY CARS
名門フォード・ワークスの復権をかけてボアハムが83年に立案した起死回生のプラン──RS200。エスコート・マーク2以来となるワークスカーは、86年、ようやく世に出たものの、可能性の片鱗を見せながらその真価を発揮することは叶いませんでした。その誕生にいたる紆余曲折を解き明かします。
ジョン・ウィーラー インタビュー
RALLY CARS
RS200のチーフエンジニアであるジョン・ウィーラー。彼が率いたプロジェクトチームが誕生させたマシンは、フォードのラインナップの頂点に君臨し、やがてWRCの世界でも王座に就くはずでした。時代の波が押し流したあの頃の秘話を語ってもらいました。
RS200のメカニズム
RALLY CARS
並み居るグループBマシンのなかにあって唯一、モデルラインナップの派生車種としてではなく、独立したモデルとして誕生したRS200。他の何者にも似ていない、毅然とした佇まいに秘められた、独特のテクノロジーと、そこに込められた思想に迫ります。
1986年ポルトガルドキュメント
RALLY CARS
WRCにとって大きな転換点となった86年を思い出す時、第5戦ツール・ド・コルスでの事故とともに必ず語られるのが第3戦ポルトガルのアクシデントです。しかしその事故は“RS200だったから”起きたことなのでしょうか。当時の証言などをもとに振り返ります。
インタビュー:スティグ・ブロンクビスト
RALLY CARS
エースドライバーとしてRS200のステアリングを握ったスティグ・ブロンクビスト。アウディでドライバーズチャンピオンを手にしたブロンクビストが、86年に選んだのは名門フォードでした。まったく新たなコンセプトで作り上げられたRS200は、最高の足まわりを持つハンドリングマシンだったと当時を振り返ります。
グループSストーリー
RALLY CARS
RS200の生みの親であるジョン・ウィーラーは、第一線から退いた今もなお一台のマシンとともに走り続けています。そのマシンは、WRCに出場することが叶わなかったグループS計画をもとに作り上げられた“エボリューション”。ウィーラーが作り上げたこのマシンが走っていたらと思わずにはいられません。
インタビュー:カルロス・サインツ
RALLY CARS
かつてトヨタでWRCチャンピオンを2度獲得したカルロス・サインツ。フォードのワークスドライバーとして見出された彼はいくつもの選手権を掛け持ちしてその腕を磨いていました。時は88年、グループAのシエラRSで勇名を馳せつつあったサインツは並行して参戦していた地元スペインのグラベル選手権でRS200をドライブしていました。
イラストで見る、フォードRS200 WRC全記録
RALLY CARS
フォードにとってエスコート・マーク2以来となるワークスマシン、純粋なグループB専用車として開発されたRS200。ホモロゲーション取得の遅れもあり、WRC活動期間は1シーズン足らず。期待された成績を残せたとは言い難い反面、ERCや国内選手権では得がたいスピードを見せ、勝利を刻んでいます。
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