今週のラリースウェーデンに向けて、先週末に開催されたノルウェー選手権のラリーフィンスコグにフォード・フィエスタR5で参戦したマッズ・オストベルグ。同国内戦で経験を積んでいた時代から通算して、5度目となる勝利を飾った。
今季から組むオーラ・フローネとノルウェー人同士のコンビで参戦したオストベルグは、設定された6SSすべてでベストをマーク。完全勝利を果たした。
暖冬のために開催が危ぶまれていた今週のラリースウェーデンは、ステージを減らして開催することが決まったばかりだが、このフィンスコグもコンディションが安定せず、アイス、グラベル、時には水も浸る中の走行を強いられた。しかし、オストベルグにとっては、WRC戦に向けての絶好のウォームアップとなった。
今週末のWRC戦に向けてオストベルグは
「僕にとってスウェーデンがシーズンのハイライトの一つであることは、みんなもご存知の通りだよ」とコメント。Mスポーツ陣営は先週、1日半のテストを行っている。
「いいテストになったし、フィンスコグも、いい腕慣らしになった。スウェーデンは経験が重要なラリーだから、オーラと一緒に実戦に参戦することもいい機会になった。フィエスタRS WRCで出たスウェーデンではいい思い出がたくさんあるので、その思い出を増やしたい。全てが完璧に進めば、ポディウムを狙わない理由はない。チャンスがあれば、優勝だって狙うよ!」
一方、Mスポーツの若きチームメイト、エリック・カミリにとっては、これが初めてのスノーラリーとなり、スウェーデンを訪れるのも初めてだ。
「ビッグチャレンジになるが、初めてのスノーラリーを経験するのを楽しみにしている」とカミリ。
「いいテストができたし、初めてのスノー走行は素晴らしい経験だった。本当に衝撃的なスピードだったし、ラリーもすごく楽しめると思う。テストではたくさんのことを学んだが、トップを狙うには学ばなくてはならないことがたくさんあることも分かった。マッズはこの路面のエキスパートのようなものなので、テストの間もいろいろなアドバイスをくれた。ラリー中も彼から学べると思う。自分はまず経験を積んでいくが、自信がありマシンのフィーリングがよければ、どこまでタイムを縮められるかにもトライしていきたい」