暖冬のために、一部のステージで雪や氷が溶けてコンディションが悪化し、アイテナリーを修正したラリースウェーデン。レッキも2月10−11日に1日ずつ順延された。スウェーデンではスパイクタイヤを装着してレッキを行う事になっているため、路面の悪化が心配されていたが、主催者はレッキ終了後に道をならすグレーディングを行うスタッフをステージに派遣。夜を徹しての作業で道路を補修した。
補修を行ったのは、バーガセン(SS12/16)、バームラッセン(SS21 *SS19の走行はキャンセル)、トルスビー(SS2/9)、フレドリクスベルグ(SS10 *SS13の走行はキャンセル)で、レッキ終了の1時間後にグレーディングが開始された。
「気温が低下する予報が出る前に、ステージにグレードをかけた」とクラーク・オブ・ザ・コースのスティグ・ルネ・エルンスリは説明。
「ステージをいい状態にしておきたい。そうすれば、気温が0になれば路面は凍ったグラベルになる」
この作業により、レッキで掘れた轍はスムースになった。「路面はいま、とてもいい状態になった」とエルンスリ。
コンペティターは11日に残りのステージのレッキを行うが、これらのステージにもその後、グレーディングが行われるという。
※初出時、レッキの日付が間違っておりましたので訂正いたしました。