WRC第2戦スウェーデンは競技初日を終えて、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが首位、ヒュンダイのヘイデン・パッドンが2番手につけ健闘している。
オープニングのSS2から飛び出したのはフォルクスワーゲンの2台だ。ベストタイムのオジエに続いたのは、昨年優勝を争ったアンドレアス・ミケルセン。3番手には開幕戦モンテカルロで速さを見せたシトロエンのクリス・ミークがつける。フォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラはジャンプの着地でドライブシャフトを破損。リヤ駆動となったポロR WRCを走らせ続けたが、この日最後のSS9でサスペンションを壊し万事休す。競技2日目以降の再走を目指してデイリタイアを決めた。
SS5、6はキャンセルとなり、ラリーはSS7へ。このステージでフォルクスワーゲンの2台はいずれもマシンをヒットしタイムロス。オジエはSS4番手で総合首位をキープしたものの、ミケルセンは立ち木にヒットしてSS10番手、総合順位も7番手まで落とすことに。ここでベストタイムをたたき出したミークが一気に総合2番手に浮上、総合3番手にはヒュンダイのダニ・ソルドが上がってきた。
21秒差の首位オジエをとらえたいミークだったが、SS8で石をヒットしストップ。あえなくデイリタイアを余儀なくされてしまった。代わって総合2番手にジャンプアップしたのは、このSS8でベストタイムをたたき出したパッドン。総合6番手からの4人抜きを達成してみせた。さらにパッドンはこの余勢を駆ってSS9でもベストタイムを獲得、首位のオジエから26.9秒差の総合2位でこの日を終えている。 総合3番手はMスポーツのマッズ・オストベルグ、4番手にはDMACKのフィエスタを駆るオィット・タナック、5番手にソルド、6番手にミケルセンという上位オーダーとなっている。また、久々のWRC出走となるヘニング・ソルベルグが総合7番手に入り健闘を見せている。シトロエン勢はDS3 WRCで出場したクレイグ・ブリーンが総合8番手につけた。競技2日目はSS10〜17だが、SS11、SS13、SS15がそれぞれキャンセルとなっている。SS10は日本時間16時11分スタート予定。
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
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1 | セバスチャン・オジエ | フォルクスワーゲン・ポロR WRC | 1:03'10"6 |
2 | ヘイデン・パッドン | ヒュンダイi20 WRC | +26"9 |
3 | マッズ・オストベルグ | フォード・フィエスタRS WRC | +33"7 |
4 | オット・タナク | フォード・フィエスタRS WRC | +34"8 |
5 | ダニ・ソルド | ヒュンダイi20 WRC | +38"2 |
6 | アンドレアス・ミケルセン | フォルクスワーゲン・ポロR WRC | +42"0 |
7 | ヘニング・ソルベルグ | フォード・フィエスタRS WRC | +1'36"9 |
8 | クレイグ・ブリーン | シトロエンDS3 WRC | +1'38"8 |
9 | エリック・カミリ | フォード・フィエスタRS WRC | +2'43"5 |
10 | ロレンツォ・ベルテッリ | フォード・フィエスタRS WRC | +3'08"6 |