WRC引退後、今季はシトロエンからWTCCに参戦しているセバスチャン・ローブ。ここまで2回のレースでトップフィニッシュを果たし、ドライバーズ選手権では、チームメイト2人に続く3位につけている。
そのローブが、11月27-30日に開催されるフランス国内選手権イベント、ラリー・デュ・バールにシトロエンDS3 WRCでスポット参戦することが決まった。コ・ドライバーはセブリーヌ夫人。ローブ夫妻は2009年のこのイベントを制している。
今季のWTCCは11月14−16日のマカオが最終戦となっており、WTCC参戦プログラムに影響を与えることはなく、ローブはデュ・バールの参戦はあくまでもスポットの活動だと強調する。
「セブリーヌとデュ・バールに参戦する機会が得られて、うれしいよ」とローブ。「一緒に参戦するのは初めてじゃないし、いつも楽しんでいる。持っている情熱も共通しているしね」
「ラリーの参戦は久しぶりだし、今はWTCCのプログラムに完全集中している。でも、ラリーは、僕が一番に愛しているものでもあるんだ」
ローブ夫妻はなかなかのラリー戦績を誇っており、2011年にはモンツァで優勝したほか、コンドレスラリーは初参戦で勝利。昨年はトリッキーなラリーとして知られるベルギーのイベントでも勝利を刻んでいる。