4月8‐10日にニュージーランド南島のダニーデンで開催されるオタゴラリー(グラベル)に、マルコ・マルティンが急きょ参戦することになった。
エストニア出身のマルティンは、フォード、プジョー、スバルのワークスドライバーとして活躍。WRCに84戦参戦し5勝をマークしたが、2005年末に退いていた。
今回の参戦では、ステファン・プレボと組み、ローゼンデール・ワイン・ラリーチームがプリペアするフォード・エスコートRS1800でクラシック部門に参戦する。
このマシンでは当初、ミッコ・ヒルボネンがエントリーしていたが、MINIからのクロスカントリーラリー参戦が追加されたため、断念していた。その後、現在、ヒュンダイでヘイデン・パッドンと組むコ・ドライバー、ジョン・ケナード(パッドンともにニュージーランド出身)が尽力し、マルティンの参加が実現したという。
マルティンは先週、ベルギーで初めてヒストリックラリーにフォード・エスコートRS1800で参戦し、2位でフィニッシュしている。
「ベルギーで参戦してから、オタゴラリーがとても楽しみになった」とマルティン。
「WRCのニュージーランド戦には、たくさんの思い出があるし、オタゴラリーはとても評判がいいから、ステファンも僕も参戦したいと思っていた」
このオタゴラリーは、今季のニュージーランドラリー選手権開幕戦として開催される。