WRCメキシコ:事前情報 今季最初のグラベル戦に80kmの超ロングステージ登場 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCメキシコ:事前情報 今季最初のグラベル戦に80kmの超ロングステージ登場

©VOLKSWAGEN

今季WRC第3戦ラリーメキシコから、グラベル戦が6戦続く。モンテカルロ、スウェーデンと特色の強いイベントが続いたが、今季初めてヨーロッパ外で開催されるこのメキシコでも、独特のチャレンジが待ち受ける。80kmの超ロングステージは、ここ30年のWRCでは最長だ。

ステージが設定されるエリアは、標高2,800mにも達する場所もあるため空気が薄く、クルーは距離だけでなく究極のコンディションに対応していかなくてはならない。最終日、最後から2本目のステージとして設定されるこのロングステージに向けての準備と戦略は、今回の大きな鍵となるだろう。

VOLKSWAGEN

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拠点となるのは、今年もメキシコシティから北西に400kmに位置する街、レオン。ステージは暑くダスティなシエラ・デ・ロボス、シエラ・デ・グワナファト山脈に設定される。SS1(木曜日)、SS9/10(金曜日)、SS14(土曜日)、SS21(日曜日、パワーステージ)で生中継が予定されている。

FIA

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■2016年のルート
ラリーメキシコは、ユネスコ世界遺産に登録されているグワナファトでセレモニアルスタートが行われる。大勢のラリーファンが街道に集まり華やかなお祭りを楽しむ風景は、シーズンのハイライトの一つでもある。この日はセレモニーに続いてナイトステージ3本を走行。金曜日と土曜日は、山岳路やストリートステージ、スーパーSSに挑む。ステージ距離としては一番長い距離を走行するのは土曜日だが、日曜日には80kmの超ロングステージ、グワナファトが設定されている。この日は、その後にパワーステージを走行するのみの構成となっている。

■ラリーデータ
開催日:2016年3月3-6日
本拠地:レオン
総走行距離: 1,077.08 km
総ステージ走行距離:399.71 km (37%)
総SS数:21

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3

■主なマシンスペック
・通常のグラベルサスペンション。路面はラフではないが2回目の走行では轍が掘れる。
・気温が高く地盤が固いため、使用されるのはハードコンパウンドのみ。

■歴史
・初開催は1979年。1998年に本拠地をレオンに移し、2004年にWRCに昇格した。
・2007年開催時は、総走行距離850kmとWRC史上最も距離の短い構成となった。それでも総ステージ距離は366kmと、43%を超えた。
・セバスチャン・ローブが2006〜2012年に6連勝を記録している(ローテーション制のため2009年は選手権未開催)

HYUNDAI

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■注目ポイント
・1983年以来最長となる80kmのグワナファトステージが、日曜日の開幕ステージに登場。
・グワナファトの世界遺産サイトで行われるセレモニアルスタートは色とりどりの景観が見事。続いて行われる開幕ステージでは、旧炭坑のトンネルを通過する。



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