WRC第3戦メキシコは、土曜日のステージを終えて、フォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラがラリーをリードしている。
そのアドバンテージを遺憾なく発揮したラトバラは、SS11から16まで怒濤の6連続ベストタイムをたたき出し、追いすがるオジエを引き離していく。オジエも必死のドライビングでタイム差を埋めようとするものの、路面コンディションの差はいかんともしがたい。
後続に目を移すと、総合5番手につけていたヒュンダイのヘイデン・パッドンはSS12で左リヤサスペンションを破損しタイムロス。Mスポーツのマッズ・オストベルグが順位を入れ替え総合5番手に浮上することになった。SS15では、総合4番手につけていたフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンがリタイア。ミケルセンは総合3番手を入るヒュンダイのダニ・ソルドを追っていたがコースアウトを喫し、修復不能と判断され再出走できずにラリーを終えることとなった。
競技3日目を終えて、首位ラトバラと総合2番手のオジエの差は1分35秒7。以下、総合3番手にはソルド、4番手にオストベルグ、5番手にパッドン、6番手にはDMACKのフォード・フォーカスRS WRCを駆るオィット・タナックがつけている。
SS20は日本時間の6日23:03スタート予定。
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
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1 | ヤリ‐マティ・ラトバラ | フォルクスワーゲン・ポロR WRC | 3:27:22.8 |
2 | セバスチャン・オジエ | フォルクスワーゲン・ポロR WRC | +1:35.7 |
3 | ダニ・ソルド | ヒュンダイi20 WRC | +2:40.4 |
4 | マッズ・オストベルグ | フォード・フィエスタRS WRC | +2:40.4 |
5 | ヘイデン・パッドン | ヒュンダイi20 WRC | +5:42.1 |
6 | オット・タナク | フォード・フィエスタRS WRC | +7:50.5 |
7 | マルティン・プロコップ | フォード・フィエスタRS WRC | +9:23.5 |
8 | ロレンツォ・ベルテッリ | フォード・フィエスタRS WRC | +10:19.5 |
9 | テーム・スニネン | シュコダ・ファビアR5 | +12:33.7 |
10 | バレリー・ゴルバン | MINI JCW WRC | +27:49.2 |