ラリーオーストラリア、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント。
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC
セバスチャン・オジエ/総合優勝(前日比:=)
「本当に素晴らしいよ。チームのためにやり遂げた! 彼らはこの偉業を達成するのにふさわしい。言葉では言い表せないよ。初めてフォルクスワーゲンがポディウム独占を果たして世界タイトルを決められたのは、この上ないほどの快挙だ。ヤリマティとの僅差を何とかコントロールしようとがんばった。ファンにとっても、エキサイティングなバトルだったと思うよ。これで僕も、ドライバーズタイトルを獲得するまで、あと一勝だ。フランスは死ぬ気で攻めるよ」
ヤリマティ・ラトバラ/総合2位(=)
「素晴らしい快挙だ。チームのことが本当にうれしいよ。このために頑張ってきたフォルクスワーゲンの全員にとって、マニュファクチャラーズタイトルがその成果の証だ。今日は、世界最高のレースも見せられたと思う。フィニッシュまでセバスチャンを追いつめようとがんばったが、届かなかった。自分のパフォーマンスには満足している。タイヤ選択で貴重なタイムを失い、これが勝利を決めたんだと思う。どんな順番でも、ポディウムに3台のポロが揃って上がったのは、感動の一瞬だ。世界タイトルを決めるのに、これ以上の演出はないよ」
[フォルクスワーゲン・モータースポーツII]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC
アンドレアス・ミケルセン/総合3位(=)
「とにかく素晴らしいリザルトだ。世界タイトルに加えて、チームが初めて1-2-3を決めたんだ。大差をつけて今日を迎えたが、上の2台には追いつく術もなかった。だから自分のペースをコントロールすることを優先した。このラリーでの目標は、選手権争いで4位を守ることだったけど、差を広げることができたよ。今年4回目のポディウムもうれしく思っている。とにかく最高の日だよ」
[シトロエン・トタル・アブダビWRT ]
シトロエンDS3 WRC
クリス・ミーク/総合4位(↑)
「ちょっと複雑な気分だよ…。正直、ペナルティで結果は4位だったけど、今回は今季ここまでで一番いいパフォーマンスだったと思う。セブとヤリは、まだ手が届かないところにいる。フィンランド、ドイツ、今週のオーストラリアでは、トップと争えていた。今年はWRCフル参戦の初年だけど、強くなっている感じはつかんでいる。ラリーフランスでも、この調子を続けなくてはね」
マッズ・オストベルグ/総合16位(↓)
「成長はできたが、厳しい内容になった。速さは見せられたし、ヘイデンからも順位を守っていた。最後から2本目のステージで、リアのサスペンションアームにダメージを受けてしまった。フィニッシュするために修復はしたが、本当にアンラッキーだった。もう、気持ちをシトロエンの母国イベント、ラリーフランスに向けるよ」
[Mスポーツ]
フォード・フィエスタRS WRC
ミッコ・ヒルボネン/総合5位(↓)
「今週は、ポディウム争いをしていたかった。残念ながらその場にはいられなかったけど、悪い週末ではなかったし、クリスと最後までいいバトルができた。全力を尽くしたが、クリスは今日のどのステージでも少しずつ速かった。自分のドライビングには満足しているし、選手権でも4位は目前だから、喜んでいいと思う」
エルフィン・エバンス/総合8位(↑)
「今回、自分たちが目指していたのは、速さを見せることじゃなかった。ステージや環境を学ぶことだった。少し悔しい部分もあったけど、達成はできたと思う。今日は、走行順が3番目にしては、いいペースが出せたと思うし、ドライビングも自然になってきた。来年はもっと強くなって戻ってこれると思う。素晴らしいステージだから、フルスピードで挑む日が待ち切れないよ」
[ヒュンダイ・モータースポーツN]
ヒュンダイi20 WRC
ヘイデン・パッドン/総合6位(↑)
「自分のパフォーマンスにも、6位という結果にも満足している。このラリーに合わせてマシンをいい方向に変化させることができたし、改良ができたと思う。マッズとの6位争いはエキサイティングだった。日曜日になってこんなバトルができることは、めったにない。全体的に週末を通してコンペティティブに戦えたし、前回のフィンランドからかなりステップアップできたと思う」
[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20 WRC
ティエリー・ヌービル/総合7位(↑)
「かなりいい最終日になった。ハードにプッシュする必要はなかったから、とにかくドライビングを楽しんでセッティングを変えながらマシンの改良を模索していた。チームにとって初めてのオーストラリアだから、有意義な内容になったし、たくさんのことを学んだと思う。金曜日に石にヒットしてサスペンションをダメージしてタイムをロスしたことは残念だけど、それ以外はなかなかのパフォーマンスを発揮できた」
クリス・アトキンソン/総合10位(↑)
「今日は堅実な走りができたし、マシンも完璧だった。何とも争う位置になかったから、とにかくマシンを無事に戻すことが重要だった。そうすればチームもデータが集められるからね。今日はステージのコンディションもよく、たくさんの観客が集まって感動的だった。リズムをつかむのに苦労して、その後は走行順が先頭だったから頭打ちになってしまったけど、3台すべてがトップ10に入れたんだからよかったよ」
[RK Mスポーツ]
フォード・フィエスタRS WRC
ロバート・クビカ/総合9位(↑)
「この難しいステージでいい走りができて、内容はよかった。一番の難関は、このステージのキャラクターだったと思う。昨日はミスをしてかなりタイムをロスしたけど、とにかく走り切った。一番大切なのは、イベントを満喫することだし、グラベルでのドライビングを楽しめた。この路面でもうまくドライビングできたと思うし、今季残りのグラベルでも成長していきたい」