ラリーメキシコ、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント。開幕2戦ノーポイントから、今季最長のラリーで今季初勝利を果たしたラトバラ。パワーステージでの最高ポイントは逃したものの、ようやくポイントを獲得できたことの重要さをかみしめるように吐露した。*( )内は前日比
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]フォルクスワーゲン・ポロR WRC
ヤリマティ・ラトバラ/総合優勝(=)
「本当にうれしいし、満足している。この最高のリザルトは僕だけでなく、チーム全体のためのものだ。開幕2戦が残念な結果に終わり、やっとポイントを獲得できたことは重要だ。この週末は走行順に恵まれているという要素もあったが、それでも今季最長のラリーを攻略しなくてはならなかった。いいセットアップを見つけ、いい戦略を選んだ。エンジニアのファブライス、そしてメカニックたちに感謝している。でも勝利に浸ってばかりはいられない。すぐに、アルゼンチンでの戦いが待っている」
セバスチャン・オジエ/総合2位(=)
「この週末は、2位が可能性として一番最高の順位だった。パワーステージで勝ったおかげで貴重な21ポイントを獲得できた。たくさんのファンのためにも、ヤリマティとはもっと激しいバトルをしたかったが、自分たちの走行順では最初の2日間のコンディションはあまりに違い過ぎた。しかし、ヤリマティのパフォーマンスに言及するわけではない。彼は、勝利にふさわしいし、彼とミーカには祝福を送るよ。メキシコの何千人ものファンに、特に感謝している。この国に来るのはシーズン最大の楽しみだ。また来年まで、Viva Mexico!」
フォード・フィエスタRS WRC
マッズ・オストベルグ/総合3位(↑)
「難しいラリーだったがとても楽しめたし、4位でフィニッシュできてうれしい。ダニのペナルティで3位に上がったが、自分にとってはリザルトは同じだ。週末を通していい走りができたし、選手権でもいいポイントを獲得できた。グラベルのセットアップもよかったが、自分もチームももう少し上を望んでいたというのが本音だろう。まだできることはあるし、アイディアもある。チームみんなが、トップに挑んでいきたいと意欲を燃やしている」
エリック・カミリ/総合16位
「とても難しいイベントになると分かっていたが、フィニッシュについて経験を積む事ができた。走りを重ねる毎にフィエスタのことを少しずつ学んでいる。特にグラベルでの経験は少ないからね。最初のステージの走り始めからマシンのフィーリングはよかった。次のアルゼンチンも初めて参戦するイベントだ。モンテ、スウェーデン、メキシコ、アルゼンチンでシーズンが始まるのは簡単ではないが、ベストを尽くして全てのステージを走り切りたい。モチベーションはまだとても高い。土曜日の件はアンラッキーだったからね。でも、不運があっても、確実にラリーをフィニッシュしていかなくてはならない」
ヒュンダイi20 WRC
ヘイデン・パッドン/総合5位(=)
「ドラマの多いラリーだった。正しいタイヤチョイスをしても、サスペンションのダメージに対処したり、新型i20 WRCで新しいステージを経験したりと、本当に忙しかった。この週末からはポジティブなことがたくさん得られたし、スタート前の目標であるトップ5を果たせてとてもうれしい。午前の超ロングステージをみんな楽しみにしていたし、80kmの間、どのようにタイヤやブレーキを労ればいいのか、本当に興味深い経験だった。もう少しプッシュすることもできたかもしれないが、5位を維持したかったから、自分たちの出来には満足だ。パワーステージではエキストラポイントを目指してもう少しプッシュしたかったので、報われたよ」