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世界RXフランス:中間ポイントではペター2位発進!

 

 世界ラリークロス選手権は舞台を再びヨーロッパに戻し、第8戦フランス戦がロエアックで開幕した。プラクティスの後、第1ヒート、第2ヒートと2回の走行を終えた時点での中間ポイントでは、ティミー・ハンセン(プジョー208 )100ポイントトップ。選手権リーダーのペターも84ポイントで2位につけている。

 1976年には39ものラリークロスイベントを開催していたという小さな街ロエアックは、フランスでのラリークロスの聖地として知られるコース。今回もスーパーカー、ツーリングカー、スーパー1600の3部門合わせて79台のエントリーを集めた。

 午前中に行われたプラクティスで存在感をアピールしたのは、ケン・ブロック(フォード・フィエスタST)。トップタイムをマークして会場を盛り上げた。しかし第1ヒートでジョーカーラップに入らなかったことで30秒のタイムペナルティ。「くだらないミスをしてしまったよ。実は、まだ一周残っていると思っていたんだ。今回は勝ちを狙っているから、明日は巻き返すよ」とブロック。

 一方、この日序盤から勢いに乗っていたのは、スウェーデン出身、21歳の若手、ティミー・ハンセン。第1ヒート、第2ヒートと連続トップタイムを叩き出して堂々首位に躍り出た。
「信じられないような一日だったよ。プジョーの母国イベントで、大勢の熱狂的なファンを前に、プジョーのためにリードできているんだからね」とハンセン。「ロエアックでいい走りをするためには、できるだけ速くスタートを決めることが重要なんだ。2回のヒートでいい滑り出しができたね。それにここは全開で踏めるところが多いから、僕も好きなんだ」

 カナダで唯一今季2勝目を決めたペター・ソルベルグ(シトロエンDS3)は、両ヒートとも3番手タイムと確実に順位をキープして中間ポイントでは総合2位につけた。
「初日を終えての2位には満足しているよ。これからマシンにマイナー変更を行って、もっとコンペティティブに調整する。見ててよ!」

 選手権2位につけているトーマス・ヘイッキネン(フォルクスワーゲン・ポロ)は、トラフィックにつかまった上にスピンを喫するなどで総合14位とこの日は奮わなかったが、選手権3位のレイニス・ニッティス(フォード・フィエスタST)は40ポイントの4位と健闘している。
「ロエアックは、カートのサーキットみたいだから、自分と相性がとてもいいんだ。去年はスーパー1600部門に参戦して勝っているから、ことしもいい結果を残したい。今日はトラフィックにつかまってしまったが、うまく対応できたと思う。これからセットアップとサスペンションに手を加えて、明日に備えるよ」

 明日は第3、第4ヒートの後、セミファイナル、ファイナルが行われる。



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