京丹後市を中心に舗装路面で争われる全日本ラリー選手権第6戦「第50回大阪電通大チャリティーラリー 丹後半島ラリー2014」は、奴田原文雄/佐藤忠宜が首位に立っている。
13SSで争われたデイ1は、4カ所の林道を数回繰り返し走行する構成。道幅が広くハイスピードなコースのうえ、山間部ということもあり雨雲の移り変わりが激しく、天候がめまぐるしく変化するなかでの戦いとなった。
JN6クラスでは、SS4で新井敏弘がハイドロプレーニングに見舞われコースオフ、SS8では5位を走行していた石田正史も同じ場所でクラッシュするなど、天候に翻弄される展開に。デイ1を制したのは、雨のなかで冷静にトップタイムを積み重ねた奴田原、2番手には18.9秒差で勝田範彦/足立さやか、3番手に勝田と21.0秒差で高山仁/河野洋志がつける。
JN5クラスは鎌田卓麻/市野諮が首位。勝田範彦の息子であり、全日本F3ドライバーの勝田貴元/永山聡一郎は、スポット参戦ながら10.3秒差の2番手、3番手に曽根崇仁/桝谷知彦と86/BRZ勢が上位を占めている。
以下、JN3クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツRS G’s)、JN1クラスは中村晃規/古川智崇(マツダRX-8)、JN4クラスは竹内源樹/加勢直毅(トヨタ86)、JN2クラスは田中伸幸/藤田めぐみ(スズキ・スイフトスポーツ)がそれぞれリードしている。
デイ2に残されたのは4カ所のSSを2度走行する8SS、34.58km。560mのギャラリーステージも設けられている。