WRCアルゼンチンは4月21日、ヴィラ・カルロス・パス近郊の6.01kmステージでシェイクダウンが行われ、ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)がトップタイムをマークした。2番手タイムのヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)に1.3秒、3番手のセバスチャン・オジエ(ポロR WRC)にはさらに0.7秒の差をつける好タイムだった。
「シェイクダウンは、実際のステージよりも低速だった」とパッドン。「路面は似ているが、高速セクションでマシンがどんな動きを見せるのかを推し量るのは、明日実際のステージを走るまで難しい」昨年のアルゼンチンでは3台が全滅したフォルクスワーゲン勢は、このアルゼンチンでチームの連続勝利13戦の記録がかかっており、王者オジエにとっても選手権で唯一、勝利を逃している一戦だ。
「シェイクダウンはとても順調だった」とオジエ。「ポロRのセットアップも完璧。ブレイクが長かったので、ラリーマシンのフィーリングを忘れそうになったよ。今回の目標は明らか。アルゼンチンでの勝利を手にしたいし、そのチャンスは十分にある。ここ数週間、雨がたくさん降っていたようなので、僕にとってはいいコンディションになっている」
パッドンのチームメイト、ダニ・ソルドが4番手タイム、ティエリー・ヌービルは、最初の走行でスロットルセンサーにトラブルが発生し、6番手タイムだった。
ラリーアルゼンチン シェイクダウン結果
1 H.パッドン(ヒュンダイ) 4:02.9
2 J-M.ラトバラ(VW) +1.3
3 S.オジエ(VW) +2.0
4 D.ソルド(ヒュンダイ) +3.0
5 A.ミケルセン(VW) +3.9
6 T.ヌービル(ヒュンダイ) +4.7
7 O.タナック(フォード) +5.1
8 M.オストベルグ(フォード) +6.4
9 M.リガト(シトロエン) +9.3
10 H. ソルベルグ(フォード) +10.6