今季WRC最初の本格ターマック戦となるラリードイツでは、これまで圧倒的な強さを誇ってきたシトロエン・レーシング。VWで昨年王者に輝いたセバスチャン・オジエもシトロエン時代の2011年はDS3 WRCで勝利を飾っている。セバスチャン・ローブはフル参戦最終シーズンの2012年にドイツでもきっちり勝利、昨年はダニ・ソルドがシトロエン勢の連勝をつなげている。
「テクニシャン、エンジニア、クルー、誰にとっても今季重要なポイントとなる一戦」とチーム代表のイブ・マトンは強調する。「本格舗装戦は昨年10月のフランス以来。ここで、勢いを取り戻さなくてはならない。ドイツ戦は、シトロエン勢が11年に渡って連勝を続けてきた一戦だから、とりわけ重要だ」
ここ2戦で不運に見舞われポイントを取り逃しているエースドライバーのマッズ・オストベルグは「ここ2戦はいいペースを出せていたが、結果にはもちろんガッカリしている。僕は舗装のドライビングが好きだし、ドイツで悪い流れを断ち切りたいね」