APRCは第4戦マレーシアラリーが8月15日、マレーシア南部、シンガポールとの国境に近いジョホールバルで開幕する。このマレーシア戦からはアジアカップも始まり、2012年のチャンピオン、炭山裕矢(スバルWRX STI、クスコレーシング)がタイトル奪還に向けて今季海外初戦に臨む。
今季は久しぶりに全日本ラリー選手権にもフル参戦している炭山。「昨年までと違って、アジアカップ初戦までにウォームアップが十分できているというのは大きな違い」と意気込みを語っていた。
一方、昨年のアジアカップ王者で炭山のチームメイトでもあるマイケル・ヤングは、今季はプロトン・サトリアネオでの参戦。コ・ドライバーのマルコム・リードは先日のWRCフィンランドで、ヒュンダイからWRカーで参戦したヘイデン・パッドンのパートナーを務めてきたばかりだ。
「昨年のマレーシアは、このコンビでの初戦だった。チャンピオンとしてまた、このマレーシアに戻ってこられてうれしいね」とヤング。
一方、カーNo.1はシリーズリーダーのヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアS2000)。チームメイトのギルがNo.2で続くが、前戦でリタイアに終わっているだけに、APRC連覇に向けて大事な一戦となる。
マレーシアラリーは8月15日夜にセレモニアルスタートを行った後、スーパーSSを1本走行。翌16日のレグ1ーbには、3SSを2ループした後、再びスーパーSSを1回走行する7SSが設定されている。
マレーシアラリーのエントリーリスト
http://www.malaysianrally.com/2014/aprc2014/download/ENTRY_LIST_final.pdf