世界ラリークロス選手権第2戦は、ドイツのホッケンハイムリンクで開催。DTMとの併催となる今回はスケジュールが変則的となり、5月6〜7日にかけて予選が行われた。
Q1-Q4を終えての中間リザルトで総合首位に立ったのは、スウェーデンのマティアス・エクストローム(アウディS1)だった。この週末はDTMにもエントリーしているエクストロームは、6日に行われたQ1をトップでフィニッシュ。7日のQ2とQ3でもトップ3タイムをマークし、Q4を終えて全体のトップに立った。エクストロームは8日のセミファイナルでは、Q4でトップタイムをマークしたチームメイト、トッピ・ヘイッキネンとともにフロントロウからスタートする。SFレース2のフロントロウは、Q2を制したヨハン・クリストファーセン(フォルクスワーゲン・ポロ)が獲得。横に並ぶのは、ラトビアのヤニス・ボーマニス(フォード・フィエスタ)だ。
SFレース1のセカンドロウに並ぶのは、デイビー・ジャネイとセバスチャン・ローブという、いずれもプジョー208を駆るフランス人勢。3列目にはプライベートエントリーのロビン・ラールソン(アウディA1)と、ケン・ブロックのチームメイト、アンドレアス・バックラッド(フォード・フォーカスRS)だ。2連覇王者で選手権リーダーのペター・ソルベルグは、Q1とQ2でデファレンシャルトラブルに見舞われ苦しい滑り出し。Q3ではベストタイムをたたき出したが、Q4ではローブと接触する場面がありサスペンションを破損してリタイアとなった。中間リザルトでは全体の6位につけ、SFレース2をセカンドロウからスタートする。ともに並ぶのは、ケビン・ハンセン(プジョー208)。3列目にはライアム・ドーラン(BMW MINI)とケン・ブロック(フォード・フォーカスRS)が並ぶ。
昨年のドライバーズ選手権2位、チーム・プジョー・ハンセンのティミー・ハンセン(プジョー208)は、Q3で出火するアクシデント。チームの迅速な作業によりQ4をスタートしてレース勝利を果たしたが、その後、重量不足によりレースから失格となった。
セミファイナルは5月8日11時10分(現地時間)にスタート。各レース上位3台・計6台によるファイナルは、同11時40分から行われる。レースの模様は毎戦どおり、選手権の公式サイトからストリーム中継される。
http://www.fiaworldrallycross.com/live
世界ラリークロス・ホッケンハイム戦 中間リザルト
(セミファイナル進出)
1 M.エクストローム(アウディS1)
2 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ)
3 T.ヘイッキネン(アウディS1)
4 J.ボーマニス(フォード・フィエスタ)
5 D.ジャネイ(プジョー208)
6 P.ソルベルグ(シトロエンDS3)
7 S.ローブ(プジョー208)
8 K.エリクソン(フォード・フィエスタST)
9 R.ラールソン(アウディA1)
10 L.ドーラン(BMW MINI)
11 A.バックラッド(フォード・フォーカス)
12 K.ブロック(フォード・フォーカス)