WRCポーランドは7月2日にミコライキのサービスパークに隣接する特設のスーパーSS、ミコライキ・アリーナで開幕ステージが行われた。
2台並走の2.5kmステージでは、最後から2番目に地元の英雄、ロバート・クビカ(フォード・フィエスタRS WRC)がマッズ・オストベルグ(シトロエン DS 3 WRC)と対戦。マルティン・プロコップがマークしたそれまでのトップタイムを0.1秒更新して、場内を大いに沸かせた。
しかし、最後に登場したセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)はティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)との対戦で、クビカをさらに0.5秒上回る脅威的なタイムをマーク。オジエの暫定首位を阻止した。
「ロバートも素晴らしい走りをしたので、水を差すようなことをして申し訳ない。これほどの大観衆を見るのはうれしいよ。最高の雰囲気だし、いい週末になりそうだ」
チームメイトのアンドレアス・ミケルセンは、クリス・ミークとの対戦の際、バリアに接触する場面もあったが、3番手タイム。そのミークは、シェイクダウンからの転倒からスタートにこぎつけたが、SSスタートでエンジンをストール。17番手タイムに終わっている。