「YH クスコラリープラス208 R2」は、4月28日〜5月1日に開催された2016年全日本ラリー選手権第2戦「久万高原ラリー supported by Sammy」に参戦しました。
開幕戦終了後、数回のテスト走行を経て臨んだ第2戦は、ドライバーとマシンの双方に過酷なロングステージが待ち受けるターマックラリーです。208 R2は、オープニングとなるSS1をトップから3.8秒差のクラス2番手タイムで発進すると、続くSS2「大川嶺リバースⅠ」ではクラスベストタイムを奪取し、序盤から優勝争いを展開しました。
SS9でトップを走っていた関根正人選手(シトロエンDS3 R3)のリタイアにより首位に浮上。その後は順調にトップを快走していましたが……。なんと、最終ステージとなるSS13のスタートから約4km地点で突然エンジンがストップし、ラリー続行を断念。残念ながらリタイアに。クラス優勝をほぼ手中にしながらこぼれ落ちて行きました。ラリーの厳しさ、難しさをあらためて思い知らされた久万高原ラリーとなりました。
最終結果
リタイア(SS13 マシントラブル)
ドライバー柳澤宏至選手のコメント
「デビュー戦の唐津をふまえて、今回はプジョー208 R2への手応えをしっかりと感じながら走ることができました。中盤以降は気持ち良くステージを走行し、ラリーをリードすることもできましたが、気温も高く、非常に厳しいコンディションとなったことで、マシンにはかなりの負担があったようです。最終ステージでマシントラブルが発生し、ラリー続行を断念しました。とても残念な結果になりましたが、今回は今シーズン初めて首位を走ることができましたし、ターマックステージで208 R2の高いポテンシャルを見せることができたと思っています」
オンボード動画
優勝目指してクラストップを快走中のSS10「大川嶺1」のオンボードをご紹介します。このステージでは後続に10.3秒の差をつけるクラストップタイムを記録しました。
次回の参戦は、5月20日~22日にかけて福井県おおい町周辺で開催される「若狭ラリー 2016 Supported by Sammy」です。すでに発表されているとおり、開幕戦で優勝した強力なライバルとなるアバルト500ラリーR3Tの眞貝知志/漆戸あゆみ組をはじめとする6台がエントリーしています。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。