WRCフィンランド:WRCプレ会見「もはや地の利は効かない」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCフィンランド:WRCプレ会見「もはや地の利は効かない」

 

WRCフィンランド、イベント前記者会見の内容
(抜粋)

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
マッズ・オストベルグ=MO(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
セバスチャン・オジエ=SO(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
ティエリー・ヌービル=TN(ヒュンダイ・モータースポーツ)
ミッコ・ヒルボネン=MH(MスポーツWRT)

Q:
マッズ、土曜日のヘルシンキ・バトルで優勝したことで、フィンランドでは既にいい成績を収めているが、ラリーでフィンランドの偉大なドライバーたちを相手に戦うのはどのような感じか?
MO:
正直、とてもいいショーだったと思う。みんなが楽しんでいたし、ヘルシンキやフィンランドのラリー環境にとっても、いいことだったと思う。勝てたことはよかったし、今週末の前にいいフィーリングを得られた。ステージそのものには何も影響はしないけどね。

Q:
マシンに乗り込む時に、マーカス・グロンホルムに「叩きのめしてやる、オヤジ!」と言ったとか?
MO:
違うよ、「がんばれよ、オヤジ!」って言ったんだ。

Q:
ミッコは今日誕生日だから、同じことを彼にも言う?
MO:
そうだね、彼はかなり年をとったと聞いたから、「がんばれよ、じいさん!」って言うかな。

Q:
セブ、ヘルシンキはどうだった?
SO:
マッズの言う通り、素晴らしいイベントだったよ。どのラリーでも前週にこうしたプロモーションがあると、ラリーのプロモートのためにもいいだろうね。ファンがたくさんいたし、テストの後でみんな揃っているから、時間の無駄にもならなかった。

Q:
ティエリー、マーカス・グロンホルムと同じチームだったが、何かアドバイスはもらったか?
TNQ:
特にないね。ただ楽しんでいた。バカな質問はしないようにしていたよ。みんな楽しんでいたようだけど、僕はちょっとナーバスになっていたかもね。僕のマシンで彼がもっといいタイムを出したらどうしようって!選手権のためには、とても大切な活動だ。

Q:
ミッコは楽しめた?
MH:
本当にいいイベントだったよ。特に、トミ、マーカス、マルク、ユハが勢ぞろいしたから、すごく盛り上がった。みんなの言う通り、とても楽しめたし、もっとこういうイベントがあるといいね。

Q:
このイベントでは自信が鍵になるが、今の気分は?テストはうまく行ったのか?
MO:
ヘルシンキのショーの前に、とてもいいテストができた。一日半のテストで、本当にマシンのフィーリングがよくなった。

Q:
あるメディアは、イブ・マトンがこの先3戦の内容で来季のドライバーを決めると伝えているが、プレッシャーを感じるか?
MO:
何も聞かされていないから、ナイショにしているんじゃないかな。

Q:
プレッシャーになる?
MO:
正直言えば、イベントに専念するだけだね。それが一番大事なことだ。何も変えることはできないし、それ以上のこともできない。できる限りラリーに専念することしかできない。それが来年につながればいいね。

Q:
セブ、走行順が一番だが、ルーズグラベルが多いと予想しているか?
SO:
昨晩雨が降ったので午前のシェイクダウンはかなり湿っていた。午後はまた雨が降るので、もし湿っていれば通常なら先頭は有利だ。現状、自分には悪くない状況のようだね。

Q:
ティエリー、テストでのマシンはどうだった?予定よりも早くテストを切り上げたが。
TN:
テストはとてもうまく行った。だから早めに切り上げることにしたんだよ。いや、素晴らしい道で猛プッシュしていたから、自分の限界を超えてしまい、自分のキャリアで最も大きなクラッシュをしたんだ。でもマシンはもう大丈夫だし、僕にもニコラにも問題はない。

Q:
去年のフィンランドでは参戦2回目で2位に入ったが、今回の目標は?
TN:
去年は3人のドライバーといいバトルができた。今年はマシンにいろいろ試すことに専念する。でも、僕には闘志があるし、昨年のような成功も収めたい。どのラリーもチームにとっては初めてだし、ポーランドのように何が起きても不思議じゃない。今回はマシンが少し改良されているので、期待したいね。

Q:
ミッコ、フィンランドでは母国出身のドライバーが常に注目される。これはプレッシャーになるか、それとも楽しめるのか?
MH:
僕は楽しめるよ。メディアはいつもフィンランド人が速いことを期待するし、もちろん僕らもそれを願っているが、フィンランド人であることは今では強みにはならない。

Q:
なぜ?
MH:
みんな経験を積んでいるし、オンボードビデオを見た上でレッキに臨める。世界中どこでも、レッキができるんだから、レッキで2回走行した後も、ノートが正しいかを確認することができる。大きな進歩だよ。



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