世界的に知られる名マシン、ポルシェ911ラリーのプリペアで世界的に定評のあるタットヒル・ポルシェが、WRCにも参戦できるマシンとして、新たに911 RGTラリーカーを発表した。初テストは今年のハリー・フラッターズラリーのコースカーとして公の前で走行を披露した。
WRCのGT車両規定に合致して製作されたこのポルシェ997RGTは、ラリーGBでも知られるエッペンの軍事訓練施設を使用するラリーを走破。
「このプロジェクトの目的は、ドライブしやすくて楽しめる現代の911ラリーカーを生み出すことだった。どのレベルのドライバーにも対応できるようなね」とチームタットヒル・ポルシェのリチャード・タットヒルはコメント。
「経験豊富な我々のプロジェクトエンジニア、グラハム・ムーアが率いる我々のチームは、素晴らしい仕事をしてくれた。ポルシェ997RGTラリーカーの初走行は、満足のいく内容だった。ジャンプからの着地も見事で、ナローでツイスティなコースや、高速セクションでも素晴らしい走りを見せた。まさにラリーのために生まれてきたマシンだよ!」
「ひいき目で見ているかもしれないが、このラリー911の最新モデルは、ステージでもサービスパークでも一番の人気者になるだろうね。たくさんの人が評価してくれたし、英国のMSAがこのクラスに注目してくれたら、参戦が増えていいバトルになるだろう。その前に、WRCドイツだ!」