WRCポーランドのシェイクダウンで7回転、シトロエン DS 3 WRCのロールケージへのダメージが懸念されたクリス・ミークだが、シトロエン・レーシングはFIAから出走が認められたことを明かした。
FIAの技術派遣委員、ジェローム・トケがロールケージにダメージがないことを確認した後、Goサインを受けたチームは修復作業に入った。
「FIAのチェックが終了したので、新品のように戻すための修復作業に取りかかることができる。午後のSS1には準備ができる」とシトロエン・レーシングのチーフオペレーションエンジニア、ディディエ・クレメント。
「転倒の回数の割には、マシンのダメージは驚くことにそれほど大きくなかった」とクレメント。「実際、交換しなくてはならないところはそれほど多くない。ロールケージとシャシーは全く問題ないが、リアウィング、ドア、フロントバンパーとウィング、ボンネットなどは交換する。フロントではラジエターも交換して、その後、全てが問題ないかチェックする。
この日、ラリーの開幕ステージとなるミコライキ・アリーナ・スーパーSSのスタートは20時24分。メカニックの作業時間を増やすために、クリス・ミークとポール・ネイグルは、セレモニアルスタートはマシンなしでクルー自身の足でスタートランプに上がった。