i20 WRCでWRC初シーズンに挑んでいるヒュンダイ・モータースポーツ。選手権屈指の高速グラベルイベントにも、ティエリー・ヌービル、ユホ・ハンニネン、ヒュンダイ・モータースポーツNのヘイデン・パッドンの3台体制で挑む。
ポーランドでは、今季2回目のポディウムフィニッシュを果たしたほか、初めて3台揃っての完走を果たしたヒュンダイ勢。エースドライバーのヌービルは、参戦2回目だった昨年のフィンランドでポディウムに上がっており、今年も好走に期待がかかる。
チーム代表のミシェル・ナンダンは「フィンランドでもデータ収集に努めながら、3台揃ってのフィニッシュを目指す。3人のドライバーはいずれもフィンランドへの参戦経験があるし、高速ステージへの応用スキルも備えている。ティエリーは昨年のフィンランドで2位に入っているし、ヘイデンは2010年にグループN優勝を果たしているからね。今月初めにはフィンランドでテストも行ったので、セッティングにもいい方向性が見つかった。フィンランドでは、ジョーカーを使ってのウェットライナーのシリンダーブロックなど、アップデートもいくつか行っている」