ヒュンダイ・モータースポーツは、6月23‐25日に開催されたERCイプルーラリーで、開発中のヒュンダイi20 R5をVIPカーとして走らせた。同マシンが公式に走行を披露するのは、これが初めて。テストドライバーのケビン・アッブリングがステアリングを握り、このラリーに設定された400km以上の距離を、トラブルなく順調に走行し、コースカーとしての任務を務め上げた。
カスタマーレシング部門のスタッフは、フランデールで2日間のテストを行った後、イプルー入り。ラリー取材のために訪れていたメディア陣に向けて、同乗走行などのアクティビティも実施した。
ラリー会期中は変わりやすい天候に見舞われたが、トランスミッションに過酷なイプルーの高速コースで、実戦と同環境での走行テストも兼ねることができたという。サービスパークでもi20 R5は高い注目を集めた。
カスタマーレシングマネージャーのアンドレア・アダモは「i20 R5はヒュンダイ・モータースポーツにとって非常に重要なプロジェクトなので、イプルーラリーでの注目度の高さを知ることができてとてもうれしい」とコメント。
「もちろん、まだ開発作業は続くが、競技でのトップ陣と比較しても、i20 R5のパフォーマンスには満足している。この週末の結果と、ケビンからのフィードバックを、よりよい開発に反映させていきたい」