今週開催のラリーポーランドに向けて、ヒュンダイ・モータースポーツはティエリー・ヌービルとヘイデン・パッドンをノミネートした。ダニ・ソルドは、ヒュンダイ・モータースポーツNからのエントリーとなり#20 i20 R5を駆る。
前戦サルディニアでは、ヌービルが感動の勝利を飾ったばかりだが、その余韻に浸る間もなく、チームは高速グラベルのポーランドに気持ちを移す。2014年にはポディウム、昨年は4位、6位フィニッシュを決めるなど、相性は悪くないイベントだ。今年はステージの33%が新しくなるため、チームにもドライバーにも迎え撃つ試練はより厳しいものとなる。
2014年のポーランドでヒュンダイにポディウムをもたらしたのは、そのヌービルだ。
「ポーランドをとても楽しみにしているよ! イタリアで勝てたことは本当にうれしかったし、あのリザルトを大いに祝った」とヌービル。
「ここしばらくは厳しい状態が続いていたが、この勝利でみんなの自信が高まった。昨年のポーランドは、走りはまずまずだったがタイヤ選択で苦戦した。でも、そこから多くを学んだので、今年は新型i20 WRCで、かなりいい走りができると思うよ」
「ここからの数戦は得意なラリーが続く。去年は4位に入り、2015年型のマシンでいいタイムも出した」と自信を見せるパッドン。
「今年のマシンは高速セクションでの動きがとてもいいし、ポーランドはご存じのとおり、ストレートが多い高速ラリーだ。テストも順調だったしフィーリングはとてもいい。レッキをうまくこなすことが必要だ。いいリザルトのために、プッシュしていく」
一方、4戦連続で4位と安定した走りを続け、ドライバーズ選手権ではついに2位に浮上してきたソルドは、選手権争いでの位置がためも狙いたいところだ。
「ラリーポーランドは、自分にとってとてもエキサイティングなイベント。超高速セクションがあるし、情熱的なラリーファンがたくさん観に来るから、本当にいいイベントだ」とソルド。
「クレストのある高速セクション、ナローなポイント、マシンの中にいると刺激的なイベントなんだ。正直、去年のポーランドでの走りは今ひとつだった。高速のラリーは好きなのに、どうしてだったのか分からない。でも、今年は自信があるので、いいリザルトを狙っていく」