WRC第7戦ポーランドは、デイ1のSS10までを終えて、フォード・フィエスタRS WRCを駆るオィット・タナックが総合トップ。4.2秒差でフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンが続き、3番手にはヒュンダイのヘイデン・パッドンがつけている。
木曜日の夜にはラリーのオープニングとしてSS1が行われた。これを制したのはヒュンダイのティエリー・ヌービル。今回はパッドンとふたりでのワークスノミネートとなっており、その気合いが垣間見える走りとなった。金曜日はSS2〜10までの9SS。比較的短いステージでの構成となっているが、後方からのスタート組が好タイムを記録する展開となった。特にSS4でベストタイムをたたき出したDMACK WRTのタナックは、午後の再走ステージとなったSS6〜8で3連続ベストタイムと快走を披露。総合3番手からラリーリーダーに浮上してみせた。僅差の2番手で追うミケルセンはベストタイムこそ1回にとどまるものの、セットアップの決まらないなかコンスタントに好タイムを並べ、明日以降の首位浮上を狙う。
タナックから10.2秒差の3番手にはパッドン、以下4番手に砂利掻き役で苦労するセバスチャン・オジエ、5番手にヌービル、6番手にヤリ‐マティ・ラトバラとなっている。若手ふたりのエントリーで注目を集めたシトロエンは、7番手にステファン・ルフェーブル、8番手にクレイグ・ブリーンとなっている。その後ろにはMスポーツのエリック・カミリが9番手、マッズ・オストベルグが10番手でつける。
デイ2はSS11〜17までの6SS。15〜25kmの中距離SSが連なる設定となっており、最終日の60kmあまりでオジエから逃げ切るため、上位3台にとってはなるべくリードを広げておきたいところだ。
SS11は日本時間の7月2日16時55分スタート予定。
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
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1 | オット・タナク | フォード・フィエスタRS WRC | 1:01:23.0 |
2 | アンドレアス・ミケルセン | フォルクスワーゲン・ポロR WRC | +4.2 |
3 | ヘイデン・パッドン | ヒュンダイi20 WRC | +10.2 |
4 | セバスチャン・オジエ | フォルクスワーゲン・ポロR WRC | +16.3 |
5 | ティエリー・ヌービル | ヒュンダイi20 WRC | +20.4 |
6 | ヤリ‐マティ・ラトバラ | フォルクスワーゲン・ポロR WRC | +36.6 |
7 | ステファン・ルフェーブル | シトロエンDS3 WRC | +39.4 |
8 | クレイグ・ブリーン | シトロエンDS3 WRC | +41.1 |
9 | エリック・カミリ | フォード・フィエスタRS WRC | +58.6 |
10 | マッズ・オストベルグ | フォード・フィエスタRS WRC | +1:06.7 |