ERCの主力マシンが次々とR5マシンに切り替わる中、依然としてS2000マシンでシリーズを主導しているシュコダ・モータースポーツ。そのファビアも来季中盤にはR5へのスイッチを既に表明しているが、今週末に開催されるラリーボヘミア(ターマック)で、ファビアS2000に1.6リットルターボエンジンを搭載したプロトタイプマシンを登場させることになった。ドライバーは、現在ERCでシリーズリーダーに立っているエサペッカ・ラッピ。
ラッピはリザルト外での走行となるが、ファビアR5に関連したマシンが公に登場するのは、これが初めてとなる。
「ファビアR5の開発は順調に進んでおり、すべて予定通りだ」とシュコダ・モータースポーツのディレクター、ミカエル・ハラバネクはコメント。「実戦コンディションでの初めてのテストは、2015年中盤のホモロゲーション公認に向けて、大きなステップとなる」
なおこのラリーボヘミアでは、シュコダRSスピードの40周年を記念して、シュコダ180RSと200RSラリーカーのカラーリングを模したファビアS2000が登場。昨年のERCチャンピオンで、今季はAPRCで選手権首位に立っているヤン・コペッキーとセップ・ウィガンがドライブする。