クロスカントリーラリーイベントのシルクウェイラリーは7月12日、レグ4(223.84km)の競技走行がカザフスタンのコスタニーから首都アスタナの間で行われ、1月にダカールを制したステファン・ペテランセルがトップタイムをマーク。総合でも首位に浮上した。
気温は高いものの空には雨雲が広がり、マッドなコンディション。プジョー2008DKR勢は、200kgの重りを載せているようだと、その難しさを表現した。さらに草が茂って周囲の確認が難しく、チーム・プジョー・トタルのシリル・デプレ、セバスチャン・ローブはいずれもスローパンクを喫している。
一方、ペテランセルは、この日完璧な走りでトップタイムを叩き出し、一気に総合首位に躍り出た。
「最初の60kmくらいはすごくマッドでスリッパリーだったが、とても楽しくもあった」とペテランセル。
「今日もナビゲーションが難しいコースだった。先行車が巻き上げる泥で視界も悪く、かなり難しかった。でも、理想にはほど遠いコンディションだったが、時速185kmにも達するペースを出していた。マシンは順調だったよ」
「スタートは順調で、すぐにシリルとアルラジに追いついた。でも僕ら3人はその後、一緒にかなりのタイムをロスした。走行順が先頭だったので、同じペースでコンボイで走った」
総合順位(レグ4終了時点)
1 S.ペテランセル(プジョー) 4:05:14
2 V.バジリエフ(MINI) +2:41
3 S.ローブ(プジョー) +2:51
4 C.デプレ(プジョー) +3:59
5 A.ラキンバイエフ(MINI) +6:52