クロスカントリーラリーイベントのシルクウェイラリーは7月19日、レグ10の走行がハミ‐敦煌間で行われた。
前日、ステージタイムでトップ3を独占したチーム・プジョー・トタル勢。この日はナビゲーションが複雑なコースであったことから、3台のプジョー2008DKRが4分間隔でスタートした後、340kmの競技区間のほとんどをまとまって走行する体制で対応した。ステファン・ペテランセルは、チームメイトをリヤガードで守るような形での走行となったにも関わらず、今大会3度目のベストタイムをマーク。セバスチャン・ローブも2番手タイムで続き、プジョー勢としては、今大会3度目の1-2タイムをマークした。
総合首位のシリル・デプレも、3番手タイムのハリー・ハント(MINI)にわずか30秒遅れの4番手タイムだったが、総合リードは維持。ローブも2位をキープし、ペテランセルは総合23位まで順位を回復させている。
MINI ALL4レーシング勢は、ヤジード・アルラジがスタックでタイムロスして5番手タイムにとどまったが、ハリー・ハントがサードベストタイムを叩き出した。「今日はまったくトラブルがなかった」と英国の若手、ハント。
「中盤セクションは非常にバンピーで、まだ首に衝撃が残っている。でも、総合順位で5位を守ることができてうれしい。イベントの序盤でかなりタイムをロスしていたので、ここまで挽回できるとは思っていなかった」
総合順位(レグ10終了時点)
1 C.デプレ(プジョー) 22h25:08
2 S.ローブ(プジョー) +9:57
3 Y.アル‐ラジ(MINI) +28:00
4 V.バジリエフ(MINI) +45:46
5 H.ハント(MINI) +1h19:13