今週開幕するラリーフィンランドでは、テストで負傷したダニ・ソルドに替えてケビン・アッブリングを#20 ヒュンダイi20 WRCのドライバーに起用するヒュンダイ。先週金曜日からのプレイベントテストでは、ティエリー・ヌービル、ヘイデン・パッドンとともにテストに参加し、シーズン屈指の高速グラベル戦に備えた。チームはソルド車のクラッシュ原因を既に特定し、このテストはトラブルなしで進んだという。
シーズン後半戦の幕開けとなる第8戦フィンランドでの、チームのベストリザルトは昨年ヌービルがマークした総合4位。今年は、チーム初のフィンランドでのポディウムを目指す。
サルディニアで優勝、ポーランドはポディウムまで0.8秒差の4位と好調のヌービルは「フィンランドは、今季で最もチャレンジングなラリーの一つ」と気合いを入れる。
「フィンランドを迎える時は、誰もが少しナーバスになる。グリップが高い超高速イベントだし、大ジャンプも多い。僕らはここのところ、ポジティブな結果を残しているので、フィンランドでもその勢いをつなげたいね」
そのポーランドでは3位でポディウムに上がったパッドンは「厳しいラリーが2戦続いたので、ポーランドでのリザルトは調子を取り戻すためにも本当に重要だった」と語る。
「フィンランドは、いつか勝ちたいと思っているラリー。リストの中でも、最重要項目だよ! 今年はマシンもパッケージもいいので、上位争いに食い込んでいきたい」
「なによりも、ダニが一日も早く回復するよう祈っている。そして、この機会を与えてくれたヒュンダイ・モータースポーツに感謝したい」とコメント。
「新型i20 WRCの初ラリーは、選手権で最もチャレンジングなイベントになった。もちろん、ワクワクしているが、厳しい挑戦だということも分かっている。できる限り経験を重ねていくことがプランだ」