■プレビュー
ラリーモンテカルロに次ぐ長い歴史を誇るラリーポーランドの初開催は1921年。その後、1973年に初めてWRCに組み込まれた際にクラスコー拠点のイベントで勝利を飾ったのは、アキム・バルンボルド/ジャン・トッド組のフィアット124アバルト・ラリーだった。2度目のWRC開催となった2009年にはミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レーティネン組が制し(写真)、今回が3回目のWRC開催となる。
今年は初めて、リトアニアとの国境をまたいでの2国間での開催となり、金曜日のステージのうち4SSがリトアニア、残る20SSはポーランドに設定される。この2国間には時差が生じるが、イベントのアイテナリーはすべてポーランド時間で進められる。イベントの本拠地となるのは、ポーランドの首都ワルシャワから250km北部にある湖岸リゾートのミコワイキだ。
■2014年ルート
6月26日の午後、ミコワイキの市街地で行われるセレモニアルスタートで開幕した後、引き続き2SSを走行。その後、ミコワイキに戻り、2.5kmのスーパーSSを走行する。金曜日はリトアニアとポーランドにステージが設定される。土曜日は計160km以上のステージが設定されるイベント最長の1日となる。最終日の日曜日は4SSが行われ、最終SS(14.90km)がパワーステージとなる。
■ラリーデータ
開催日:6月26〜29日
総走行距離:1,671.34km
総ステージ走行距離:362.48km (SS比率21.7%)
総SS数:24