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WRCフィンランド:勝田貴元「無理せず走り切ることに専念」

©Naoki Kobayashi

WRC第8戦フィンランドの競技2日目を終えてWRC2の16番手につけている勝田貴元。パンクや電動パワステのトラブルに遭いながらも、無理せず完走を目指し、着実に経験を積み重ねている。

Naoki Kobayashi

Naoki Kobayashi

「まだ1日終えただけですが、こんなに長いラリーは初めてですね。学ぶことが多かったというか、ペースノートの出来の悪さを痛感しているところです。そんなに大きく間違っているわけではないんですけど、ところどころでアングルがタイトになってしまっていたり、こういうインフォメーションのほうが良かったな、と思うところがあったりがまだあるので、もし、今のままでペースを上げるとマズいことになると思いますね。

やっぱり今回のようなステージはペースノートがしっかりしていないと走れません。午後のリピートステージでもあえてノートに修正はいれませんでした。直していくよりも、今回は何がダメだったかを徹底的に頭入れようと思っているので。

SS7での遅れはパンクです。何かに当たったわけではなく、タイトなヘアピンでハンドブレーキを使った時にリムに石が噛んでしまったんです。クルマにダメージはなかったんですけど、次のステージでは電動パワステにトラブルが出ました。一端エンジンを止めて、再始動したら直ったので助かりました。
今回の自分の仕事である「走り切る」というのはできているかなと。残りも無理せずいきます。土曜日の方が危ないステージが多いですからね。もちろん、自分のフィーリングとしては抑えすぎているんでストレスがたまっているんですが、『まずは走り切ることを楽しいと思え』と父親にもメールでアドバイスされたばかりなんで、明日も同じペースで走り切ることに専念します」



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