WRC第8戦フィンランドの競技2日目を終え、WRC2の12番手に浮上した新井大輝。時にはクラス6番手タイムを出すなど、順調に経験を重ねている。
「少しセットアップを変えました。昨日は車高を下げすぎて石とかに当たって衝撃で跳ね返されることが多かったんですが、5mm上げたらだいぶ走りやすくなりました。
今日はひとつ目がオウニンポウヤ(フィンランド有数の難ステージ)で、「いきなりかあ」と構えるところがあったんですけど、結局走れなくて(前走車の事故で中止に)、2ループ目が初オウニンポウヤになりました。走り切ったわけですが、まだ全開で攻めているわけじゃないので、完全にあの道のリズムを理解したとはいえないですね。そこは少し心残りですが、初めてのWRCだから仕方ないです。低速のジャンクションはやっぱり課題ですね。リズムよく走っていかなければならないんですが、うまくブレーキを合わせられないんですよ。課題が沢山あるので、ひとつひとつ解決していきたいです。
(SS16とSS20の好タイムは)攻めたというより、距離が短いから自分が最大限に集中力が発揮できる範囲にあって、ミスなく丁寧に走った結果。それだけです。SS19のタイムロスは、前の誰かがSOSボタン押したみたいで黄旗が出てたんで抑えました。何かトラブルがあったわけではありません」