TOYOTA GAZOO Racingの若手ラリードライバー育成チャレンジプログラムにより、ラリーフィンランドでWRC初出場を果たした勝田貴元と新井大輝。勝田は全ステージを走りきってWRC2の12位でフィニッシュ。新井は競技最終日のSS22に左リヤサスペンションを壊しリタイアを喫した。
ラリー終了後、TOYOTA GAZOO Racing WRCチーム代表のトミ・マキネンは、勝田と新井について次のようにコメントした。
「タカモト(勝田)にはいい経験になったと思う。3日間の長いラリーを、まだ浅いキャリアの段階で走り切れたんだからね。なによりも経験を積むことが必要な時期だから、完走できたことがなにより重要な点だ。
ヒロキ(新井)は残念ながら小さなミスでリタイアしてしまったけど、彼も2日間でほとんどのステージを走り切っていい経験を積んだと思う。これで残るフィンランド選手権の2戦は、ふたりともWRCに出る前よりもいいパフォーマンスが発揮できるはずだ。WRCの厳しい場で戦って自信と知識もついただろうしね。勝てる可能性もあるよ。」