ERC第6戦イプルーラリー(ベルギー、ターマック)は6月20日、レグ1の競技7SSの走行を終えて、プジョーラリーアカデミーから参戦しているドイツのケビン・アッブリング(プジョー208T16)が首位につけた。
アッブリングはこの日、6SSでベストタイムをマーク。今イベントで8度の勝利を記録し、今回も2位で初日を折り返したベルギーの英雄、フレディ・ロイクス(シュコダ・ファビアS2000)に対し24.8秒の差をつけている。
「自分のペースには大満足。マシンのフィーリングも素晴らしいよ」というアッブリングは25歳。今回優勝できれば、ERC初勝利となる。「リズムは最高だし、マシンも限界まで攻めても安定感が素晴らしい」
この日、アッブリング以外に唯一、SS4でステージベストをマークしたのはロイクスで、アッブリングとの差を11秒にまで詰めたが、サービス明けに迎えたSS5でスピンを喫し差が開いた。
シリーズリーダーのエサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアS2000)はイブルー初参戦。先頭スタートを選択。序盤グリップが得られずに苦戦したが、アッブリングと39.1秒差の3位につけている。フォード・フィエスタR5のセドリック・チェレイン、シュコダ・ファビアS2000のセップ・ウィガンが4位、5位と続いている。
プロダクションカップはアンディ・ルフェーブル(三菱ランサーエボリューションX R4)、2WDカップはブラムイールボード(プジョー208R2)と、いずれも地元ベルギー勢が強さを見せた。
レグ2は13SS、190.02kmが設定。フィニッシュは現地時間22時15分に予定されている。