6月5日木曜日、WRC第6戦イタリアが開幕した。SS1、サルディニア島の南部の港カリアリに設けられたスーパーSSでフォードのミッコ・ヒルボネンがトップタイムを記録。僅差ながらラリーリーダーに立った。
「感触は悪くない。本格的なラリーに向けていいスタートがきれたと思う」とヒルボネン。0.2秒差でベストタイムを獲り逃したヒュンダイのティエリー・ヌービルは「ベストは尽くしたつもりだけど、マシンを傷めないためにジャンピングスポットで少しアクセルを緩めたのが敗因だったね」と走りを振り返った。
ヌービルと同タイムにはフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエがならび、4番手にヒュンダイのユホ・ハンニネンがつけている。5番手は1.7秒差でフォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラ。シトロエンのクリス・ミークはラトバラと同タイムだ。とはいえ短いステージだけに、16番手のマルティン・プロコップまでで4.7秒差と、その差はわずかなものとなっている。
6日金曜日からは本格的なステージがスタート。4本のSSを2度走行する8SSで、距離はいずれも約12〜27kmというミドルレンジのステージが設定されている。
SS2スタートは日本時間の6日金曜日、18時35分の予定。
【SS1】CITTA’ DI CAGLIARI(1.3km)
1:M.ヒルボネン(フォード) 1:19.1
2:T.ヌービル(ヒュンダイ) +0.2
3:S.オジエ(フォルクスワーゲン) +0.2
4:J.ハンニネン(ヒュンダイ) +1.2
5:J.ラトバラ(フォルクスワーゲン) +1.7
6:K.ミーク(シトロエン) +1.7
7:E.エバンス(フォード) +1.8
8:A.ミケルセン(フォルクスワーゲン) +1.8
9:H.ソルベルグ(フォード) +2.1
10:M.オストベルグ(シトロエン) +2.6