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ヒュンダイ、初のR5参戦はアッブリングとサラザンもドライブ

©Hyundai Motorsport

ヒュンダイ・モータースポーツは、9月29日に開幕するWRCコルシカ戦で、3台のヒュンダイi20 R5をエントリーさせることを発表した。うち2台はカスタマーカーで、既報通りイタリアのHMIとACIチーム・イタリアが走らせるファビオ・アンドルフィに加え、ステファン・サラザンがドライブする。フォーミュラEに参戦中のサラザンは、これが今季初めてのWRC参戦。昨年のコルシカ戦にはWRカーで参戦し、総合9位に食い込んでいる。

また、ヒュンダイ・モータースポーツからは、i20 R5の開発ドライバーを務めてきたケビン・アッブリングをエントリーさせる。i20 R5のWRC参戦は今回が初めてだが、現在はホモロゲーション取得作業の完了を待っている状態だ。

アッブリングは、ここまで7ヶ月続いてきたi20 R5のテストを通じて5000km近くを走り込んでいるという。ヒュンダイ・モータースポーツは、今回のコルシカ戦では2つの目標を掲げている。WRCのステージでライバルのR5マシンを相手に、新投入のi20 R5のペースを披露すること。もう一つは、潜在顧客へのアピールだ。今回の参戦では、カスタマーチームにも専属のエンジニアを派遣するほか技術の専門家も帯同し、3台のi20 R5がラリーを通してコンペティティブな走りができるようにサポートするという。

チーム代表のミシェル・ナンダンは「3台のi20 R5をデビューさせる今回のツール・ド・コルスは、ヒュンダイ・モータースポーツの歴史にとって、最大級のイベントとなる」とコメント。

「カスタマーレーシング部門の創設は、弊社にとって重要な規模拡大だった。今回のラリーでは、ヒュンダイ・モータースポーツが作成したマシンが、6台スタートすることになる。WRC部門以外のマシンを走らせるのも、これが初めてだ。ホモロゲーションに関しては、現在FIAからの最終確認を待っているところだが、ワークショップではそれを見通しての準備を進めているので、フランス参戦に向けての体制は万全だ」



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