ERCは、ラリーリエパヤ戦で注目に値する走りを披露したとして、コリン・マクレー・フラットアウト・トロフィーの受賞者に、マルティン・セスクとカッレ・ロバンペラを選出した。一戦に2名が同時に受賞するのは、同トロフィー創立以来、初めて。また15歳のロバンペラは、史上最年少での受賞となった。
ロバンペラは、併催のラトビア選手権部門での参戦だったが、序盤のステアリングトラブルを修復してからは、父ハリ・ロバンペラを彷彿とさせる速さを披露し、ERCで総合優勝を飾ったラルフ・サーマキスを上まわるタイムをたたき出したステージも。序盤のタイムロスが響き、ロバンペラはラトビア選手権部門13位でのフィニッシュとなったが、選手権リードは維持している。また、同時に受賞したセスクも昨年までジュニアERCを戦っており、ラリー週の日曜日に17歳の誕生日を迎えたばかりだ。
選出委員のひとりでコリン・マクレーの父であるジミー・マクレーは「コリンは史上最年少でWRCチャンピオンとなった。だから、若い才能にこの賞を贈ることができるのをうれしく思う。マルティンもカッレも素晴らしい走りを見せた。今後の活躍を期待している」